朝、襲ってきた臨也を懲らしめてやろうと、静雄は起きて風呂から上がったばかりの臨也を捕まえて、ベットに押し倒した。

「な、なにすんだよっ!」
「何、って手前が朝俺にしてきたことだよ」

ベルトを外して、そのまま手を秘所のあたりをゆっくりと撫でると、朝したばかりの所為で緩んでいた。
緩んだ秘所を指で引っかくようにすると、臨也は喘ぐようによがった。

「やぁ…しずちゃ、いく、いっちゃ」
「そんな簡単にイかせねぇよ」

静雄は臨也のものに赤いリングをはめた。
そして、秘所に静雄は自分の物をあてがい、貫いた。

「熱烈な歓迎だな、イザヤ……そんなに俺がほしかったか?」
「ぁ………あ、ぅ……」
「ほら、鏡見ろよ。俺のを美味しそうに咥え込んでる。臨也はほんといやらしいぜ」

くすくすと耳元で笑いながらゆるく抜き差しをされて、臨也は悲鳴のような嬌声を上げた。びくびくと身体が跳ねる。
赤いリングでせき止められているものから、どろどろと白い粘液が溢れてくる。
けれど達することは許されない。
ぽろぽろと止まらない涙が零れる。
あまりの快感に、おかしくなりそうだった。
鏡には、静雄のものを根元までしっかりとくわえ込んだ臨也が映っている。
投げ出された白い足。
その付け根にある 臨也の秘所が静雄の怒張したものでつらぬかれて赤く色付いている。そんな鏡の向こうの臨也は見るからに快楽に支配されたいやらしいかおを していて、残っていた僅かな理性が取り戻され、全て見られている恥ずかしさに臨也は身体を縮こまらせた。
だが、その反動で、強く静雄のものを締め付けてしまう。

「もう、ほんとにかわいいぜ……なぁ、もっと乱れろよ」
「ふぁ、あん、しず、しずちゃ…すき……しず、すきぃ……」
「俺も愛してるぜ、イザヤ……なあ、鏡を見ろ」

穏やかに微笑む静雄にゆるやかに突き上げられながら、快楽でとろんとした瞳で臨也は鏡を見やる。
そこには変わらず、静雄のおおきなものをとろけている秘所に根元までくわえ込んだいやらしい格好の臨也がいて、そんな臨也はだらしなく口を開けて蕩けたような顔をしていた。
自身のあられもない格好を見た身体が反応して、きゅう、と臨也がそこを締め付けると、静雄が色っぽく顔を顰める。
そんな静雄の吐息にすら感じてしまい、臨也はぶるりと身体を震わせた。
びくびくと、臨也の中で、きつく締め付けられた静雄のものが跳ねる。

「ぁ、ん!しずちゃ、あぁ、……なかに、……っ、なかに、だして…っ!」
「っ…たく、まじでえろいんだよ、手前は……っ!」
「ああぁ……っ!」

緩やかだった突き上げが突然力強いものに変わる。がつん、と音がしそうなほどのそれに、臨也は身体を反らせた。
胸でぷくりと膨れている色付いた粒を弄られる。散々静雄のおおきなもので擦られ突き上げられた秘所は敏感すぎて、激しい突き上げに信じられないほどの快楽を臨也に与えた。
鏡の向こうの自分が見える。強すぎる快楽に泣きそうな顔で、けれどどうしようもなく気持ちよさそうに喘ぐ自分の姿。そしてそんな自分を突き上げ、色っぽく欲情した顔をしている、静雄の顔。
その瞳に宿る雄の光に、どうしようもなく身体が震えて。

「ぁっ、やっ、あ、あ、あ、あああああぁーっっ!ゃぁあああーっ!」
「っ、は!」

さっき強請った通り、中にたっぷりと静雄の粘ついた熱いものを注がれて、その熱さに眩暈がした。
びくん、びくん、と身体が震える。絶頂に似たそれに、静雄のものをくわえ込んでいるそこが何度も収縮し、強く締め付け、小刻みに震えた。注がれる大量の白濁にまた感じて、身体が跳ねる。
繰り返し訪れる絶頂感は臨也から全ての力を奪い、臨也はぐったりと静雄の腕の中で身体を弛緩させた。

「リングはめられてるのにイっちゃったのか?ドライオーガズム、ってやつか・・・気持ちよかったか?」
「………あ……ぅ」
「言葉にならないくらいよかったんだな、」

ずるり、と静雄がおおきなものを臨也の秘所から引きずり出す。途端にごぷ、と音を立てて精液が溢れ出てきた。
ドライオーガズムに達したせいか、萎えきらずまだたちあがっている臨也のものは、根元に赤いリングをつけられてふるふる震えていて、ひくひくとひくついている秘所は規則的に静雄の精液を溢れ出させていて、とてもいやらしい。
だが、足を閉じる力すらもう残されていない臨也は、鏡の前に大きくその白い足を開いたままである。

「うわ……見ろよ、イザヤ。すごく卑猥でえろくてかわいいぜ」
「…や……見るなよ、ばかあ……っ」

静雄からくすくすと笑って告げられたその言葉に、あまりの快楽に半分意識を飛ばしていた臨也が少し正気を取り戻して、全ての力を振り絞って足を閉じる。
そんな臨也に静雄は微笑んで、そうして優しく唇を奪った。
ちゅく、という水音が立つ。舌を絡めあえば、臨也がその身体を静雄に預けるのはすぐだ。
そうして唇を離し、蕩けた瞳で静雄を見上げた臨也は、その琥珀の色のような瞳にぞくりと背筋を震わせる。

その瞳にはまだ、さっき鏡の奥で見た欲情した雄の光が残っていた。



愛の倍返し
愛された分だけ愛するの




20110528






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