季節の言葉 | ナノ



春の風

・東風(こち)東から吹いてくる春風。
・春一番(はるいちばん)春の初めにその年に初めて吹く南寄りの強い風。
・春嵐(はるあらし/しゅんらん)春先に吹く激しい風
・春疾風(はるはやて)
・花風(はなかぜ)桜の花の盛りに吹く風。桜の花を散らす風
・貝寄せ(かいよせ)陰暦2月20日頃に難波の浦に貝を吹き寄せる西よりの風のこと。
・桜まじ(さくらまじ)桜のころに吹く南の暖風。日和南風(ひよりまじ)ともいう。



夏の風

・薫風(くんぷう)新緑の間を吹きぬけ、青葉の薫りを感じるような初夏の風。
・緑風(りょくふう)初夏の青葉を吹き渡る風。
・青嵐(せいらん/あおあらし)初夏の青葉を吹き渡るやや強い風。
・青田風(あおたかぜ)青々とした水田の上を吹きわたる風。
・黒南風(くろはえ)梅雨時に南から吹いてくる季節風。
・白南風(しろはえ)梅雨明け後に南から吹いてくる季節風。
・南風(はえ)南から吹いてくる夏の季節風。
・盆東風(ぼんごち)夏の終わりに東から吹いてくる風。暴風雨の前兆として漁師がつけた名前。
・茅花流し(つばなながし)茅花(一名チガヤ)のワタの花がほぐれるころ(5月ごろ)に吹く南風。
・黄雀風(こうじゃくふう)陰暦の5、6月ごろに吹く南東風。
・やませ梅雨期の北東風。
・青嵐(あおあらし)夏嵐、風青しともいう。5〜7月ごろ青葉を揺り動かして吹く南風。


秋の風

・野分(のわき)二百十日、二百二十日のころ、野の草を分けながら吹きすさぶ強風、台風。
・雁渡し(かりわたし)雁が渡ってくる9月から10月に吹く北風のこと。
・いなさ南よりの暴風。大雨を伴い、風水害や海難を起こす。
・金風(きんぷう)秋風のこと。黄金色の稲穂を揺らすことに由来。
・秋の初風(あきのはつかぜ)秋の到来を告げる初秋の涼風。
・初嵐(はつあらし)秋の初めに吹くかなり強い風。
・荻の声(おぎのこえ) オギの葉に吹く秋の初風。荻の風、荻吹くともいう。
・神渡し(かみわたし)神立風(かむたつかぜ)ともいう。神無月(かんなづき)、すなわち陰暦10月ごろに吹く西風をいう。


冬の風

・木枯らし晩秋から初冬に吹く冷たい北風で、木の葉が吹き落とされ、枯れたようになってしまうことに由来。
・おろし冬山から吹き降りてくる冷たい強風。
・空風(からっかぜ)冬山を超えて吹き降りてくる下降気流で、冷たくて乾燥した風。関東・東海地方の冬の季節風。
・居吹(いぶき)数日にわたって吹く西風。
・虎落笛(もがりぶえ)ひゅうひゅう音をたてる冬の風。
・雪風(ゆきかぜ)雪混じりの風、吹雪。
・初東風(はつごち)新年最初の東風。節東風(せちごち)ともいう。
・浚いの風(さらいのかぜ)降り積もった雪を吹き散らす風。物を吹きさらう風。

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