認めたくないそれは
間違いなく贖罪だった


about

オメガバーズパロ。
アルファ月雲了×オメガ春原百瀬→アルファ折笠千斗
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Chapter01

「君、オメガじゃないよね」
大きな声で返事をした。「はい、違います」と。
口から出たその言葉は当然のように嘘だった。

Chapter02

オレの本能がどうしようもなく求めている。
好きとか嫌いとか愛してるとか憎いとか、オレの感情をすべて無視して、遺伝子がどうしようもなく、欲しがっている

Chapter03

口が悪いモモは僕を睨む。
僕の所有物モモ。
可愛くて、可哀相なモモ。
早く、早く落ちればいいのに。

Chapter04

僕が束縛した小さな世界からモモはするり、と抜けていった。途端に胸元が苦しくなる。本当に、この子は僕のものなんだろうかって。

Chapter05

ああ、これは遺伝子が拒絶しているんだ。この人と一緒に居てもあなたは幸せになれませんって。選んだ相手の適正が違いますって。そう訴えているんだ。

Chapter06

僕を殴るかもしれない。けど、殴られたら言ってやる、ほら、本音じゃないか。