「最近、あいつとどーなってんだ??」



廊下を歩いていた織姫は、通りがかったグリムジョーに呼び止められた。



「どうって・・・」



困惑した織姫をグリムジョーは更に問い詰める。



「どうか、って聞いたら答えることなんてひとつくれぇしかねぇだろ。あれだよ、あれ。」



グリムジョーはにやにやしながら、織姫の耳に口を近付けて露骨な単語を囁く。



「なっ・・・///」



織姫は案の定、顔を真っ赤にしてグリムジョーの胸を叩く。



「ばかばかっ///」





(こんな無垢なやつとやることやってんだろーな、あいつ。どんだけムッツリなんだよ。笑)




グリムジョーは一通り織姫をからかい、真っ赤になって照れる織姫を観察すると満足したのか去っていった。








織姫は部屋に戻るとベットに腰かけた。



(なんなのよ・・・グリムジョー・・・)



織姫は先程のグリムジョーの露骨な一言を思い出し顔を赤らめた。
更にその行為をしている時の愛しい人の、表情と熱い身体を思い出して鼓動が速まる。

ウルキオラの荒い吐息、ウルキオラの匂い、ウルキオラの細く長い指先・・・

それらの感覚と感触を思い出せば思い出す程たまらなくなり、下腹部が熱くなる。



(ウルキオラ・・・)



織姫は一人ベットに座り込み悶々とウルキオラのことを考えた。






「何ぼーっとしている。」



気がつけば今考えていた愛しい人が、目の前にいる。



「ウルキオラ・・・?」



顔をあげて目の前に立っているウルキオラの名前を呼ぶと、ひたすら不機嫌そうな瞳にぶつかった。



「どしたの・・・?」



彼が不機嫌な理由が分からない織姫は、首をかしげて問い掛ける。



「なんでそんな不機・・・ひゃっ」



言葉の途中で突然ベットに押し倒される。
いつものウルキオラとは比べものにもならないくらい強い力に、抵抗も出来ない。



「ウルキオラ・・・やめてっっ・・・」



織姫の抵抗も虚しく、両腕を掴まれて頭の上に押さえつけられて身動きがとれなくなる。

目の前には、無表情なウルキオラの顔。



「んっっ・・・」



強引に顎を掴まれ唇を塞がれる。
いつもの優しい動きとは明らかに違う舌の動き。
口の中で唾液が混ざり合い、舌に吸い付かれる。
逃げようとしても押さえこまれたベットの上では不可能だった。
息が出来なくて苦しくて苦しくて、涙が目にたまる。

ようやく解放されると、織姫の口から銀の糸がひく。

ウルキオラはその糸を舌でなめとった。
その表情がまるで血を舐めとるかのように残酷で、織姫は背筋が凍った。



「ウル・・・キオ・・・ラ?」






織姫の苦しそうな表情を無視して、ウルキオラは織姫の首筋に舌をはわす。
吸い付いて、赤い印を刻みつける。
温かい息が肌にかかる。



「あッ・・・」



思わず織姫の口から抑えきれない甘い声が漏れる。

ウルキオラは更に舌を下げていくと、織姫の着ていた洋服を強引にまくりあげて下着を露にした。
白く透き通った肌に映える黒いレースの下着。
その下着から溢れんばかりの胸。

ウルキオラは下着の上から、その柔らかい2つの山を乱暴に揉んだ。
すぐに織姫の息が荒くなる。
強く形が変わる程、荒々しく揉みしだく。



「あッ・・・やぁ・・・」



いつもと違い過ぎる乱暴な手つきに、織姫は興奮し甘い息を漏らす。



「いい声だな。」



ウルキオラは織姫の耳元でいじわるく囁くと、いっきに胸を隠していた下着を真ん中から裂いた。
下着の圧力がなくなり溢れ出た片方の山を荒々しく揉みしだきながら、もう片方の山に口をつけ突起を舐めまわす。
すぐに主張し始めた突起を、指で転がしながら軽く噛む。



「あっ・・・んっ・・・・」



「そうやってあいつの前でも鳴くのか?」



ウルキオラは胸の突起を舌で転がしながら、片方の手で織姫の太腿を撫でる。



「や・・・んっ 違っ・・・」



太腿を撫でていた手は織姫の中心にのび、中指ですでに湿った秘部に軽く触れる。
たったそれだけで織姫からとろとろと蜜が溢れ出す。



「あいつの指でも、こんなに濡れるのか?」



ウルキオラはそう囁くと下着の横から織姫の中に指を1本挿入した。



「んっっ あいつ って・・・ 何・・・ あんッ・・・」



織姫はウルキオラの指に中を掻き回され息を荒くしながらも、ウルキオラの発言に疑問をなげた。



「グリムジョーと何をしていた?」



「へっ???」



「あいつに、耳元で囁かれて濡らしたのか?」



「何のこと・・・あぁンっ!!!」



突然指で蕾を探りあてられいっきに潰され、織姫は甲高い声をあげる。



「違っ・・・ さっきのあれは・・・」



ウルキオラが先程廊下で会ったグリムジョーとの会話を何やら誤解しているらしいことに気付いた織姫だったが
ウルキオラに上の突起も下の突起もいじられ攻められ中も掻き回されては、反論もままならない。



「よくこんなに溢れ出るもんだな。」



ウルキオラはそう言うと、溢れ出た蜜を絡めとった指を織姫の口内に強引にいれた。



「ん・・・っ」



息が出来なくて苦しいのに、無表情なウルキオラにゾクゾクしてしまう自分がいる。



「ウルキオラぁ・・・」





ウルキオラは織姫の口から指を抜くと、自身の舌でそれを舐めた。
織姫に見せつけるように舌をいやらしく動かす。



「さっきのは・・・ちがっ・・・んんっ」



織姫を黙らせるかのように唇を塞ぎ舌で歯の裏を刺激する。
手は太腿をなでながら蜜で透けた下着をいとも簡単に脱がす。
下着がなくなり織姫の蜜はシーツに染みを作る。



「いやらしい女だな・・・。」



湿った秘部を凝視しながらウルキオラが呟く。
唇を解放しシーツに垂れた愛液を指につけてそのまま2本織姫の中に挿入しながら、囁く。



「ちがっ・・・んん・・・いやッ だめッ!! あァ!!!」



反論しようとした織姫だが、2本の指で中をぐちゃぐちゃに掻き回されると甘い叫び声しか出なくなる。
くちゅくちゅと水音が聞こえて恥ずかしくて仕方がないのに、声を抑えることが出来ない。



「あいつの指もこんなに締め付けたのか?」



指を3本に増やされ、激しく中を掻き回され 出し入れされる。


「ウルキ・・・オ・・・ラ・・・ あぁんっっ!!! 」



必死に愛しい人の名前を呼んで真実を伝えようとするが、うまく話せない。



「誰にでも感じるんだな。」



「やぁぁんっ!!!あっ!!!」



嘲笑を含んだ言葉と同時に、更に激しく指を動かされて織姫は身体を痙攣させながら絶頂をむかえた。



「イったか・・・」



ウルキオラは果てた織姫の中を更に掻き回す。



「ウルキオラぁ・・・ もうっ やめっっ・・・」



荒々しい吐息を吐きながら、織姫は懇願する。

すると、突然ウルキオラの指が中に入ったまま止まる。



「っ??」



突然指の動きを止められ、肩で息をしながらも刺激が欲しくて
織姫は自らゆっくり腰を動かした。



「ウルキオラ・・・おねがい・・・っっ」



織姫は快感からか涙を流しながら、また懇願する。
織姫の中はウルキオラの指を締め付け刺激を求めてヒクヒクしている。



「ウルキオラ・・・お願い・・・動か・・・して・・・」



「つくづくやらしい女だな。」



織姫の言葉を合図にウルキオラは先程以上に激しく織姫の中を掻き回す。
卑猥な水音が部屋に響く。



「あんっ やぁ・・・ んんっっ」



ウルキオラの細く長い指に掻き回され、どうしようもなく興奮している自分がいる。
おかしいくらい、淫乱になってしまう。

ウルキオラの前では・・・。



「あぁぁぁっ!!!」



一際大きく叫ぶと身体をビクっとさせ織姫は呆気なく2度目の絶頂を迎えた。








「やりすぎたか・・・。」








意識を少しの間手放した後、目を覚ますとウルキオラが不安そうに織姫を見つめている。



「ウルキオラ・・・」



「織姫・・・俺では不満か?」



突然の優しいウルキオラの声音に、織姫は現実に引き戻される。
身体はまだ震えているが、必死に話そうとする。



「あいつの方が・・・いいのか?」



「違・・・っ さっきのは・・・ グリムジョーとは・・・」



「なんだ?」



今までの乱暴な態度とは打って変わって、不安そうな目つきに織姫の動悸は更に早くなる。



「あなたの話をしていたの・・・」



「なぜあんな近い距離で話す?」



「それは・・・」



「俺には言えない話なのか?」



「だって・・・・・・これについて聞かれたんだもん・・・」



「これ?」



首をかしげるウルキオラを、自分のもとに引き寄せてその耳元でこの行為の名前を囁く。
余りの恥ずかしさに顔が真っ赤になった織姫を、ウルキオラはぎゅっと力強く抱きしめる。



「なら、最初からそう言え。誤解する。」



ウルキオラは満足そうに静かに笑った。
織姫にしか笑顔だと分からないような、小さな笑み。



「だって・・・言わせてくれなかったんだもん・・・」



自然と顔が近づき、自然と重なる唇。
ウルキオラの舌が優しく織姫の唇をなぞる。


(いつもの優しいウルキオラだ・・・。)






いつの間にか先程とは違う優しい手つきで、ウルキオラは織姫の中心に触れた。



「ウルキオラ!!!ちょ・・・んっっ!!! やめっっ あぁっ」



織姫の反抗も虚しく織姫の中に指を入れれば、中からとめどなく溢れる甘い蜜。



「あっっ やめっっ」



「相変わらずいい声だな。」



ウルキオラは胸の突起を指で転がしながら、下の突起をつぶす。
更に中を指で掻き回す。



「あぁぁん!」



押し寄せる快感の波に叫び声をあげる織姫の耳元で優しく囁く。



「俺だけのものだ。」



「ウルキオラぁ・・・」



涙目になりながら必死にうなずく織姫。
中を掻き回す指を3本に増やそうとして、一旦指を抜く。
織姫はそのウルキオラの手を握って訴える。



「ゆ・・・び・・・じゃなっくて・・・」



「どうした?」



自分を見下ろすウルキオラの表情と荒い息遣いに、織姫はどうしようもなくウルキオラが欲しくなる。



「指じゃ・・・なくて・・・・・・ウルキオラが・・・欲しい・・・」



一瞬驚いた表情を見せるウルキオラ。
が、涙目で見つめてくる織姫にむかって頷くと笑顔を向けた。



「俺も・・・織姫が欲しい。」



ニヤっと笑ってそのまま自身を取り出し、織姫の潤った中に挿入しいっきに突きあげる。
激しく最奥をつき獣のように身震いをする。

織姫の甲高い声と二人の結合部からの水音が部屋中に響いた。











  誤  解  


支配される 指先まで
狂おしいほど 痺れて







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