花沢勇作の双子の弟。転生者。めっちゃ知ってる。でもこの時代生きるのも大変だから死んだ方が今後の事考えると楽かな、でもやっぱ死にたくねえなのぐるぐる思考で生きてる。なんか一回転生しちゃうとまた次あるだろうからコンティニューでいんじゃね？って思っちゃうよね〜。ナメた男である。
勇作とは双子だが二卵生のためそんな似ていない。
母は元を辿ると公家の家の出でプライド爆高お嬢様、嫁いだはいいけど家の中(敷地の道場)で木刀振り回されるのもすごく嫌で野蛮だわ……って感じだったのに生まれたのが男で2人とも木刀振り回すようになるの？イヤ！ということで自分によく似た女顔の片方を”女”として認識。夢主は犠牲者となったのだ……。
男としての名前は迅作だが、女としてはちはやと呼ばれていた。夢主は己のプライドと葛藤した結果幼名として認識。
しかし陸軍士官学校に入るまで女扱いされていたため、無意識に打たれ弱く成長した。自顕流痛い！怖い！イヤだ！！ついでに男っぽいことすると母がヒステリーを起こしてめちゃめちゃ怖かったから女が苦手かもしれない。かなしい。あと女っぽいと父には侮蔑されていた。絶対殺すリストに両親ランクイン済み。
自覚あるビビりのため尾形には絶対接触したくないと学生時代に擦り寄って南の方に行こうとしてたのに北海道に行くことになって駄々こねた。イヤだ〜〜！！！「勇作変わってくれ！なあ！ねえってば！」「いい加減にしないか迅作、いつまでも子供じゃないのだぞ」「やだよお〜〜！！！」
勇作によく怒られるし父上にはよく殴られるから2人とも嫌い。っていうか2人とも死ぬし俺も殺されんのかなはわわわわ。
尾形とは知らないふりして下官として扱う。え？誰？上等兵？ふーんよろしくね（クッソ似てるじゃんどう見ても長男じゃん……）
嫌々赴任した北海道だけど予想外の寒さにめっちゃ引きこもろうとして月島軍曹に引っ張られる。そうだよ鯉登どこにいるんだよ！え、聯隊が違う？畜生〜〜なんで俺が鶴見の下なんだよこの人怖いよお〜〜〜！！！
尾形がいるのも怖いしやっぱり引きこもる。おかげで事務仕事はサクサク進む。でも付き合い悪いからよく鶴見とか和田に引っ張られる。「かえりたい…」「はいはい大人しくしてください花沢少尉」「月島ママみたい……」「どういう意味ですかハッ倒しますよ」やだ月島にビンタされたら死んじゃう。だんだん容赦なくなってくるけどその分駄々こねる。
しかしある日父からの電話で旗手の話になり愕然。勇作……じゃない……ッ！急いで今まで接触してこなかった尾形を呼び出す。
「尾形上等兵、いや……あんた知ってただろう。俺も実は知ってた。でもちょっと気まずいかなって知らないフリしてた。でもやっぱそうはいかなくなって……兄様って呼んだ方がいい？」
「…………いえ、私は上等兵ですので」
「そう？でも今回は俺が頭下げる立場だから…………お願いしますっ！女の人と遊ぶところに連れてってください！」
「………………は？」
「だって月島に言うのも気まずいし、他に頼める相手いないし……兄ってのは悪いコト教えてくれるもんなんだろ？遊郭連れてってください！」
「……状況がわからないのですが」
「童貞のまま死ぬのはイヤだッッッ！！！！！！」
その翌日宿屋で朝チュン。なんで……隣に寝てるのかな……尾形百之助さん…………。
そして体から始まるハートフル兄弟ストーリー