ALBATROSS

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巨大箱/元未認可地区出身のはったり娘が男装して試合で稼いでる

そんなに身体に凹凸がないのを逆にギアを胸と肩甲骨とを覆う大きなタイプにして隠してやってる。重さがあまりないため筋力をギアで補強、かつ威力吸収の仕様。
IDは裏の方法で手に入れて、それからずっとメガロニアに出るふりして賞金目当てに稼いでる。セコンドや補佐も誰一人いないため、”ソリタリーヘフティ”のあだ名で通ってる。

ランクは8位あたりまで上り詰めたところで上位組を見て「ありゃ無理だわ」と諦め、そこから8位をキープし続けている。上から試合話が振ってきても「あー、燃えないんで。俺の魂にギュインギュイン来ないんで。うす。すいませんね」って断わり、下からの話は「賞金いえーい受けまーすもっちろんでーす」とホイホイ。キープし続ける力はある。
体の柔らかさと体重移動の柔軟性が得意で、ギアによってパンチ力もそこそこいっているため結構強い。多分ちゃんとセコンドがいてメンテナンスチームがいて本人が本気だったらトップに食いこんでいるはず。
ジョーのことは未認可地区時代に地下で見たことがある。「へぇ、ギアレスか、いいじゃん」

いきなり藤巻さんから連絡が来るとか。
「あーもしもし、はあ、どちらさ……藤巻?知らないな……はあ、どちらさまですか。は?なんぶ?じょー……ああ、ジョーってあれですか?最近新人で出てきたギアレスの、ふうん、へえ、……はあ?俺がですか?なんで。いや負けることはできませんよ、ってかあんたそもそもだ……うへえソッチの人?やだあこわーい。でもね、俺だって生活がね?あるんですよね?……わかりましたよ、それくらいなら、まあ………あの、ところで小指切られたりとかしませんよね?……うわヤクザこわ。失礼しまーす!」
アラガキ戦の前とか、チーム番外地のところに行く。んでわーわー言われてワーワー言いながら協力することに。

「あんたが試合してくれれば話は早いんだがな」
「御免だね、収入減るなんて耐えらんない」
「収入?」
「なんとか8位に齧り付いて賞金で飯食ってんの。生きるのに必死なんだよ、わかんだろ?お前も前はそうだったじゃねーか、ジャンクドッグ」
「!」
「そう殺気立つなよ、物騒な野郎だな。俺もはったりで未認可から入ってきたもんでね」

「ほー、アラガキか。嫌な相手だな」
「あんたのすぐ上じゃねえか、今までなんで挑まなかった」
「そりゃ……義足相手に良心が痛むだろ」
「……アァ?てめえ、そんなくだらねえ同情で」
「だーから嫌なんだっつの。俺の良心は痛む上にそもそもスタイルの相性も悪い、加えて俺は今の順位に満足してんだ。てめえに文句言われる筋合いはねーよ」
「ビビってるだけじゃねえか!てめえそれでも男かよ、這い上がって生き抜く気力もねえんなら大人しく俺の踏み台になれ!」
「男……うっせ帰る。サチオ、じゃあな」
「まっ、おい逃げんな!」


うわ恋愛とか超遠そう。

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