「ん、ふぅ、うっ…はぁ、あんッ」
「上手じょうず…あー、いい」
先走りでぬめった胸板に夢中でちんこを擦り付けて、先端を遠慮がちに舐める近江の顔がまたそそる。
そうこう考えているとカリッと強めに近江の乳首を押し潰してしまい、それに反応した近江がビクッて予期せぬ動きをするものだから、
「あ、ッやば」
びゅるるっと勢いよく出た精液は思いのほか量が多くて、近江の口元やら胸元に滴り落ちてしまった。
きょとんとしている近江の口元をそっとぬぐってやる。
そしてすぐに状況を把握したのか、わなわなと分かりやすい反応。
「いっ、いっ、いきやがった！！！人の許可もなく！人のむっ、胸で！！」
「ごめんつい。でもほら、うわあー、えろい。近江くんえっろい。なんかあれ、これ母乳出たみたいな。おっぱいミルクおっぱいミルク」
「棒読みじゃ…ッうあ！」
ちゅう、と舐めとるように胸板へ舌を這わせ、そのままちゅるちゅると精液をすすっていく。
わざと乳首だけ避ければ、もどかしそうに近江の肩が揺れる。
「あ、あんっ、せ…せんせ」
「ん」
「ん、はぁあっ…お、おれも、いきたい…ッ」
そう言って顔を赤くする近江がどうしようもなく可愛くて、つい反射的にキスをする。うん、口元に精液とかがついてたから、掃除みたいな。そうそう、本当にただの掃除なんだけどそんなとろけた目で見られたらたまったもんじゃない。
強引に頭を引き寄せて、深く舌を絡ませる。はぁ、と漏れる熱い息さえ悩ましくて思わず笑ってしまいそう。
「ん、んんっ、ふあっ、あ」
「乳首とちんこ、どっちでイきたい？」
「ふぇ」
また近江がきょとんと口を開ける。
「俺が先にイッちゃったし、近江が選んでいいよ」
なにかモゴモゴ言おうとしている口元に何度も優しくキスをして、片方は乳首を、もう片方の手でスウェットごしに近江のちんこを弄る。
そうしているとぎゅっと袖を捕まれて、
「ち、くび…っ」
あぁもう可愛い。
今度は焦らさず真っ先に乳首を頬張る。
ちゅううっと強く吸い上げて舌を絡ませれば近江の身体は面白いくらいに跳ね上がった。
「ひいう、あっ、あ、きもちぃっ！」
「気持ちいい？」
「んう、あっ！した、したで、ぐりぐりするの…ッはぁあんっ！」
言われた通り固く尖らせた舌先でグリグリと乳首を押し潰すと、一際甘い声を上げて、まるで押し付けるみたいに胸を寄せてくる。こ、こいつ…確信犯か、そう思いつつもしゃぶってしまう悲しい性。
半泣きになりながら喘ぐ近江を見上げながら、もう片方の乳首をきゅうっとつねってやる。
「やぁあっ、あっ！きもち、あ、も…ッすぐいく、いっちゃうう…ッ」
「ん、いいよ…見ててやるから」
「ひぁ、あぁうっ！や、いく、あっあっ、だめ、せんせぇえ…ッ」
じゅううっと強くすすり上げた瞬間、近江がびくびくと痙攣してあっあっと小さく声を漏らした。
今回は本当に乳首だけでいってしまったようで、何も触れてないちんこはスウェットの中で震え、じわじわと汚してしまっている。
そっと乳首から口を離すと、さっきとは違って優しくキスをする。
甘えるように吸い付いてくる近江の唇が可愛い。
「ん、んンっ…は、ぁ」
「ん…おめでとう近江くん、友達に言いふらしたりしないよ。で、俺が先にイッちゃったってことで、先生になんかしてほしいことあったらなんでも言ってね」
「は、あ…ッ」
ていうか最初から言いふらす気なんてないけども。
だってこんなやらしい近江をわざわざあんな野郎共の巣窟に野放しになんかできるわけがない。仮に寝取られ趣味があったとしても近江だけは絶対に渡したくない、理由はわからないけど絶対にむり、あぁあ想像しただけで…
「…せんせ、もっと…っ」
もうこの可愛い生き物どうしたらいいんでしょう。