不良開発日記そのA
あれから数日、近江は学校に姿を見せないでいた。ていうか俺があいつの喫煙の件を上に報告したからなんだけど。
そう、近江は自宅謹慎ということで絶賛外出禁止中なのだ。
しかし、俺の身勝手な賭けのために近江の人生を多少なりとも狂わせてしまったことに関して一応申し訳ないと思っている。
なんていうか、その後の乳首…じゃなくて、心のケアとかも気になるし、近江は独り暮らしらしいから生活とかも気になるし、
「よお、元気か近江」
「なっ、な、な、ななな」
キョドりすぎだろ。
というわけで勝手に近江宅に訪問してしまった。つい、本当につい。
玄関に出てきた近江は黒の上下スウェット姿で頭はボサボサ、おまけにちらっと見える部屋は荒れ放題だ。
寝起きだったのか最初ばかりはボーッとしていたものの、相手が俺だと分かるや否や目を白黒させた。
「なっ、なんでここに!」
「いや、一応おまえが謹慎くらっちゃったの俺のせいだし。申し訳ないと思いつつも乳首の様子を見にきたよ」
「ふざけんな!二度とその面みせんじゃねえ!出てけ淫乱教師!乳首魔!」
「まーまーそんなに怒るなって。うまいもん買ってきたから。」
言いながら、手に持っていた紙袋をチラリと近江に見せる。
駅前で適当に買ってきたもんなんだけど、独り暮らしじゃ滅多にケーキなんて食べないだろう…
突き返されると思ったらそうでもなく、近江は仕方ねぇなと悪態をつきながらケーキの箱を受け取った。
甘いもの好きなのか。
「うまい?」
「それなりにうまい。いや、ていうかケーキだけ置いて帰れよ、なんで自然に部屋に入ってきてんだよ」
そう、ケーキをモグモグと頬張る近江の向かい側に俺は座っていた。
かわいくて。なんか不良がケーキとかいうギャップがかわいくて。
いや、違う。本題に入らねば。
「近江おまえ、何か忘れてない?」
「え」
ふと近江の手が止まる。
「いやいや。俺が言った条件、喫煙バラすことの他にもういっこあったでしよ」
「は?…………はぁ?」
あ、悟ったなこいつ。
気付いてないようなふりをしつつ、近江は目を泳がせた。
わかりやすい。わかりやすすぎるぞ。
「だから、乳首でイッたことバラすって。謹慎はくらわせたけどそっちはまだでしょ。さて誰にばらしてほしい?お友達がいっかな〜。八木くん?大瀧くん?いや、それとも教師か…」
「っ、やめろ!!つーかそもそも乳首だけでイッたわけじゃねぇし!」
近江が顔を赤くしてフォークを握りしめる。
相当いやなようだ。当たり前か、乳首だけで、それも教師にイかされましたなんて聞いただけでも恥ずかしい。いや俺はフル勃起だけどね。
「よし、じゃあ乳首だけでイかないっつー証拠を見せてみろ」
「っはぁあ?!ふざけ、やめろっ」
嫌がる近江を押さえつけてガバッとスウェットをまくしあげると、予想外の光景がそこにはあった。
「え」
「うあああもう見んなあほ!ばか!しねしね!!」
ぷっくりとたっているはずの乳首の部分にはなんと絆創膏。
あれから自分でも乳首をいじり回したのか、それとも意識してしまって敏感になってしまったのか、どちらにしろ真っ白な肌に薄茶の絆創膏が嫌に卑猥に見えてしまう。
「絆創膏とはまたベタな」
だがそれがいい!
絆創膏の上からぐりっと爪で引っ掻くと、ひゃあっと悲鳴を上げて近江が飛び上がった。
ひゃあって。可愛いなおい。
「いや、やめろって、ば…ッ」
抵抗しようとする腕の力は弱く、とても本気で嫌がっているようには見えない。
きゅっと強めに絆創膏ごと乳首を引っ張ると、近江が腰を揺らした。
「やっ、せんせ、やめ…やだぁっ」
「嫌なもんかこんなに勃たせといて」
「ひぁあうっ!や、や、だめぇ…ッ」
我慢できず絆創膏の上から口いっぱいに乳首の部分を含み、舌先でレロレロと舐め回す。
直ではないのでその刺激がもどかしいのか、甘い声を上げても近江の表情は浮かない。
「ん、ん、はぁあ…っ」
「どうした近江、腰が揺れてるぞ」
「やぁ、ん、…っあ、うう…」
絆創膏を剥がすように舌先でツンツンと縁を抉る。それが少し乳輪を刺激するのか、近江は震えながら俺を見た。
「……っん、はぁあ…ッ」
「言ってみろよ。本当は舐めてほしくて仕方ないんだろ?これ引き剥がしてめちゃくちゃに舐め回してほしいんだろ?」
「やぁ、あっ!言うなぁ、あっ」
浮いた絆創膏の下から少しだけ舌を潜り込ませ、にゅるにゅると出し入れしながらもどかしい刺激を与える。
すると近江は胸を突き出すようにしてびくびくと肩を揺らした。
「いあぁんっ、やあ、も…ッ、はがして、…ちくび、舐めて…っ」
「お前が貼ったんだから、自分で剥がしなさいよ」
「っ!」
近江はギロリと俺を睨む。
が、熱のこもったそんな瞳から見られてしまっては、脅しどころか本当に嫌悪感があるのかどうかも分からない。
どうするかしばらく見ていると、チッと舌打ちをして近江は恐る恐る手を胸へと持っていった。
ぺり、ぺりり…と近江が静かに絆創膏を剥がし始める。
痛いのかそれとも気持ちがいいのか、シールの部分が剥がれるたびに近江の肩が揺れた。
全部剥がし終えたそこを見れば、以前みたときよりも赤く美味しそうに腫れ上がったそれ。恥ずかしそうに俯く近江の顔をみて確信した。
こりゃ自分でいじったな。
「えっろい乳首…ほら、真っ赤」
「や、あ、あ、あっ!」
ピンピンと赤く腫れ上がった両方の乳首を指で弾くと、近江の体が大袈裟なほどに跳ね上がる。
「やぁあ…っ、んあ、は…ッ、」
「舐めてほしいんだっけ?」
わざと近江の顔を見ながら、ゆっくりと舌を近付けていく。
やだ、やだ、と言いながらも近江の腰は揺れていて、ぎゅうっと俺の腕を掴んでいるその手は催促しているようで。
「ッはあぁんっ!!」
ベロリと舌全体で乳首を舐め上げる。
グリグリと片手で乳首を押し潰しながら、もう片方を舌で捏ね回す。
それだけで近江の腰はうねり、ひっきりなしに甘い声が漏れた。
「いや、あ、やらぁっ…ふ、うっ」
「嫌じゃないくせに」
舌先を尖らせて細かく刺激すると、近江は体を仰け反らせて喘いだ。
突き出された胸に無我夢中でしゃぶりつき、もう片方は指先で捏ねくりまわしてやる。
「あぁあんっ!!や、あ、いっちゃ、はぁんっ!だめ、それやぁあっ」
「ん」
下半身に違和感をおぼえハッとしてみると、やはり近江が俺の太ももにちんこを擦りつけている。
二度同じ過ちを繰り返すわけにはいかない。
「だーかーら、ちんこ擦るの反則。だめ。」
「は、ぁんッ!だ、だってえ…っ」
グイグイと太ももに腰を擦り寄せる姿もなかなかに可愛いのだが、それでは興奮度に欠けてしまう。
ということで。
「仕方ない。じゃあ違う方法をとるしかないな」
「へ」
ぴと、と薄い胸の間に俺のちんこをあてがう。
ぴくりと近江の肩が動き、悩ましく眉を寄せる姿にまたそそられてしまう。
そう、俗にいうパイズリだ。
「あー、ちっぱいイイわ」
「…っ、きめぇ、きめぇ…っ」
「だから、そんなこといったってお前の乳首もちんこもビンビンだからね?」
「ひゃ、あふぅう…ッ」
おら、とカリの部分で乳首をグリグリ押し潰してやると、悪態は見る間になくなった。
かわりにキッと睨むような顔が俺を見る。
王道だけど、そんな顔で見たって煽るだけなんだよね。
「…っこんな、の…ッ」
「あー、いいけど…なんか足りない…」
「えっ」
「なんだろ…ああ、先っぽがさびしい。先っぽ舐めてくれないかな〜、近江が舐めてくれれば先生すぐいっちゃうと思うんだけどな〜」
「っ!!!」
近江が悔しそうに俺を睨む。
→