ぐるっと身体を持ち上げられて、机の上から床の上へと降ろされた。
なんだと思いきやそのまま四つん這いにさせられて、さっきよりもずっと冷や汗がでてくる。

まさかと思い後ろを振り向くと結城くんとバッチリ目が合った。
な、な、なんか殺伐とした雰囲気が怖いんですけど…!
そんなことを考えていると知らないうちに熱いものが穴に宛がわれ、声を出す暇もなくさっきまで口の中に入っていたあの大きい一物が、ぐぶりと中に無理矢理ねじ込まれた。


「やう、あっ!ゆ、きく…っんあぁ…ッ!」

「…ッ、は、先輩…」


すぐ耳元で結城くんの切なそうな声が聞こえて思わず身震いする。
だっていつものふざけた結城くんじゃない、身体も声も、与えられる刺激全部が甘ったるくて変になる。


「あ、あ、あ、ひぁあ…ッ!」

「先輩気持ちいいの?ちんこダラダラ…」

「いぁあっ!や、だめ、こするのやぁあ…っ」


結城くんの動きに合わせてはしたなく揺れるペニスをぐちゅぐちゅと擦られる。
止めさせようと手をのばすも、逆に捕まれてグイッと引き寄せられてしまった。
そのままいっきに最奥を貫かれれば息も出来なくて。


「いあぁっ!ひゃ、あぁっ!あ、あ、ゆ…っき、くんっ」

「は、先輩っ…深いの気持ちいい?」

「やぁ、あっ、それ、あはぁっ!」


接合部からは絶えずぐちゅぐちゅと音がして、結城くんの先端が中の痼をぐりぐりと擦る。
その刺激にたまらずアナルがぎゅうっと締まるのがわかって、自分でも恥ずかしくなってしまう。


「雑魚同士で盛り上がってんじゃねぇっつーの」

「ひ、んぐっ!?」


快楽に浸っていると突然口をこじ開けられ、かと思えば口内いっぱいに広がる生臭さ。
目を見開いて見ればそれは紛れもなくゆずるくんのペニスで。
グンッと頭を押さえつけられて喉奥までいっきにくわえ込まされてしまった。思わず嗚咽が出そうになって顔をそむけようとするも、ゆずるくんの手で無理矢理前を向かされてしまう。


「あ!ふっざけんなよコラ!!」

「うるせぇんだよ。尻に入れたんだから消毒しなきゃいけねぇだろうが」

「はぁ!?てめ…先輩の口ん中に出したらまじでぶっとばすかんな!!」

「下手すぎて出るもんも出ねぇよアホ」

「んぐ、うっ!は、ひん、んあぁっ、やぁあっ」


ゆずるくんが僕の頭を掴んで強引にぺニスを出し入れする。
苦しすぎて生理的な涙が出てきてしまうのに、口内が擦られる感覚にさえ敏感になってしまって。

結城くんがまた張り合うように腰を打ち付けてくるから上手に呼吸もできず、目の前のぺニスをひたすらにくわえこんだ。


「はは、こいつ口んなかも感じんじゃねぇの?」

「っん、んーっ!!はぁ、あ、んんうっ…」


突然顎を捕まれ上を向かされたかと思いきや、強引にキスをされてしまった。
ぬるぬるとゆずるくんの舌が口内をまさぐって、痛いくらい乱暴に舌を吸われる。それでも優しく唇を舐められると頭がぼうっとして、僕ってほんとに口まで感じちゃうんだろうかなんて考えてしまう。


「ふざけんなよ!!俺だってそんな、そんなちゅーしてないのに!もうホントやだお前!」

「やはぁっ!!あ、それやぁあっ!深いぃ…ッ」


結城くんがキスをせがんで思い切り僕に覆い被さってきたから、これまで以上に深いとこまでペニスが抉り込んでくる。
無理矢理頭を結城くんのほうに向かされてまたキスされる。負けじとゆずるくんも僕の乳首を弄ったり首筋を舐めたりするからもう我慢もできなくて。


「ん、はぁう…ッひぁあっ!い、く…ッゆうきく、ゆずる、く…ッもういっちゃ…っ」

「〜〜っ!!先輩俺のことだけ考えてイッてよ…!」

「んんっ、ん、ふぁ、らって、はぁあっ!」

「だって俺とのキスのが気持ちいいもんな?はい、交代。どけよ結城」

「絶対やだ!先輩は俺じゃなきゃダメなの!」

「ん、あぁんっ!や、あっ、あっ、も…ッほんとに…っ」


お願いだからいかせて…!!

結城くんがまた強く僕のぺニスを握っているから全くイクことができない。
なのに相変わらず激しく腰を打ち付けられているし、ゆずるくんはゆずるくんでキスの雨を体中に降らせてくるからもうなんだか頭がおかしくなりそうだった。
早く出したい、もう出したい、


「おねが、あぁんっ!ひあ、あっゆうきく…っ、ゆうきくんのちんこで、ぼく、イきたいからぁ…ッ」

「「!!」」


二人の動作が止まる。
なんで!?

まだ熱を持つ中は悶々として、少しでも擦られれば達してしまいそうなのに。


「はやく、も、我慢できな…っあ、あ、あっ」


結城くんが動かないからゆるゆると自分で腰を動かすと、吸い付くそれが気持ちいい。
もう少しこのまま、と思っていたがそうもいかず、すぐに結城くんから腰を捕まれた。


「俺ももう我慢できない」


あ、やばい。

ぐち、とギリギリまで引き抜かれたぺニスを、再び奥まで捩じ込まれる。
さっきまでの激しいピストンが再開されて、次から次へと与えられる刺激で敏感になった奥も頭の中もぐちゃぐちゃになる。


「あぁあっ!あ、やんっ、だめ、そこ、そこぉ…っ」

「ここ?先輩ここがいいの?」

「あっあっあっ、ひぁんっ!やぁあ…ッ」

「また雑魚同士で…つーかお前声でかいよ、外まで聞こえ…っ!?」


声がうるさいと言われれば塞ぐしかないので、目の前にあったぺニスをぱくんとくわえた。
さっきゆずるくんにされたみたいに、唇で竿を扱きながら必死で舌を動かす。

また下手だとかヤジが飛んでくるかと思いきや、意外と静かになって拍子抜けしてしまった。
それでも顔は見れないから怖いけど。


「先輩、俺のちんことゆずるのちんこ、どっちがいいの?」


覆い被さってきた結城くんが横から奪うようにキスをして、それから耳の中を舐め回す。
ぐちゅ、と握られたそこはもう痛いくらいに張り詰めていて、思わず身をよじると奥までぺニスが入り込んでしまった。


「っあ、んぁあッ!んんぅ…ッゆ、きくんのぉ…っ!ひぁ、奥、おくきもちいっ」

「っ、せんぱ…」


覆い被さった体勢のせいでちょうどいいとこにぺニスが当たる。
それだけで達しそうなのに、結城くんが抉るようにそこばかりを突き上げるからもう我慢なんてできるわけがない。


「先輩、俺もう…っ」

「っは、もー…俺もやば…」

「やぁああっ!あ、だめ、いく、いっちゃ…っんう、んんーっ!!」


ぐいっと腰を捕まれて一際奥へと突き上げられた瞬間、頭のなかが真っ白になるくらいの快感にとうとう僕は射精してしまった。
それと同時にお尻の奥でビクビクと結城くんのぺニスが震え、口の中ではゆずるくんのぺニスから熱い精液が喉奥まで流し込まれた。

お腹も口もぜんぶがあつい、あつくて、気持ちがいい…

と、ぼんやりしていると突然頭を引き寄せられ、ゆずるくんに口を塞がれるようにキスをされてしまった。


「んぶっ!?ん、はぁう…っ」


口の中を互いの舌が行き交って、ゆずるくんの出した精液が溜まりきれずに垂れていく。


「ゆずるてめ…先輩の口の中に出すなっつったろ!!」

「出してない出してない、ほら。こいつの口ん中からっぽじゃん。すげー、むしろ俺がすげー」


証拠隠滅したかっただけ!?


なんだろう、すごい脱力感。
ぐったり結城くんにもたれかかると、いつの間に用意していたのかウエットティッシュで懸命に体を拭かれた。
ゆずるの遺伝子消去、抹殺、とつぶやきながら念入りに掃除する姿はどこかで…


「あ、結城くん……課題」

「あ」

「あ?」




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