「ッん、んん、…は」


ローションをかけた入り口をぐにぐにと優しく解していく。
指が入りそうになるたび男が小さく震え、ぺニスが揺れた。
そのままツプリと少し指を入れては、すぐに抜いて男の反応を楽しむ。

可愛いな、俺タチに目覚めちゃいそう。

なんてことを考えていたせいで、男の動作を把握できなかった。
我慢できなくなったのか、なんと男がスカートの上から俺の股間に触れてきたのだ。

あ、やべ。

そう思ったときには遅く、完璧にぺニスを揉まれてしまった。
いきり立っているそれは触ったらすぐにぺニスだとわかるのだろう、男がきょとんとしている。
しばらく互いに見つめあい、なにも言わないから平気なのかと思いきや。

状況がわかり始めたのか、俺を見て声を震わせた。


「う、そ…ッ」

「えっと…男の娘でーす」


にっこり笑って言うと、男の顔面がみるみる青くなるのがわかる。
わかってはいたけど、実際こんな反応されると傷つくわー。幽霊とかじゃないんだから。

構わず続けようとすると、途端に男が暴れ始める。


「ふ、ざけんなっ!はなせ、きもちわる…ッあぁあ!」


じたばたする足を抑え、ずぷんっと指を奥に捩じ込んだ。
違和感からか男が動けなくなる。
別に手首縛らなくても大丈夫だったか?まぁいいや、と指をゆっくり出し入れしながらぺニスを扱いてやる。

男は嫌だ嫌だと言いながらも、指の感覚に少しずつ慣れてきたのか体が反応し始めていた。


「は、ぁう!あ、くそ、離…んぁあっ!」


いいところを掠めたのか、男の体が大袈裟なほどに跳ねた。
にやりと笑うと、男は危険を感じたのか逃げようとする。が、そうはさせない。
女の格好してたって力は男、腰を掴むと指の数を増やしていっきに責め立てた。


「や、あっ!あはぁッ…やめ、んぁあっ!」

「ここ気持ちいい?」

「ふざけ…ッあ!あぁっ、いやぁ…っ」


ガクガクと震える男の腰を掴んだまま奥で指をゴリゴリ動かしてやる。
泣きそうになっている男の顔にさらに興奮する。泣かせてやりたい。可愛い。

嫌がる男を押さえ込んでなおも刺激を与え続ける。
いいところを抉るように指を動かし激しく出し入れすると、とうとう男が涙を流して体を仰け反らせた。


「あ、あァっ!ひっ、も、ごめんなさ…ッ許して、ひぁあっ!」

「なにそれ可愛い」


ぐちゅぐちゅ思い切り指を動かして掻き回してやると、面白いくらい内腿が痙攣した。
泣き顔が想像以上に可愛くてもう入れたい。

ショーツを脱いでぎんぎんになったそれを取り出すと、とたんに男が怯えた表情になった。
そりゃそうか、これから突っ込まれちゃうんだもんなー。
まぁ気にせずローションを再び穴にかけ、ついでにぺニスにも絡ませる。


「や、…うそ、やだ…ッ」

「嘘じゃないよ。大丈夫、今からすんげぇ気持ちよくしてやるから」


ぺニスを宛てがってゆっくり穴をなぞる。男はかすかに震えていて、少し可哀想に思えてきたが俺ももう我慢できそうになかった。

いっきにぺニスを穴に押し込む。
ミチミチと音がしたけど気にしない。


「あ、あ、いやぁあっ!いたいっ、いたいい…ッやめて、ぇっ」

「痛い?そのうちよくなるって」


キツくてぺニスごともってかれそうになる。こんなに締まってるもんなのか、としみじみ思う。
いつもされる側だからかひどく興奮するが、これでは動けないので仕方なく男のぺニスをぐちゅぐちゅと扱いてやる。


「ああうッ!ん、あぁ…っ」


快感で気が紛れたのか穴が一瞬ゆるむ。
その隙を逃さず奥まで貫くと、男が声にならない声をあげて体を仰け反らせた。

構わずガンガン腰を打ち付け、先ほど男が喘いだ痼を思い切り押し潰すように刺激する。
そうするときゅううっと内壁が吸い付いてきて、ぺニスが直接擦れる感覚に思わず身震いした。

あぶねーあぶねー、すぐいっちゃいそう。


「んはぁッ!あ、っやぁ…んっ、あっあっ」


だんだんと男の声にも色がついて、気持ちいいんだなってポイントがわかってきた。
相変わらず顔は涙でぐしゃぐしゃだけど、その瞳はさっきより熱がこもっているようでだいぶそそる。


「あんっ!あ、ひう…ッうご、くなぁ…っ、」

「わかった」


え、という顔をしている男の体を抱き抱えぐるんと上に乗せる。
騎乗位ってやつ。


「…ッ、な、に」

「ご希望通り、動いてあげない。でもこれどうにかしないとね?」

「んぁっあっ!いやぁ…ッ」


動かないかわりに、びんびんに反応しちゃってるそこをぐちゅぐちゅと手で擦る。その衝撃で腰を落としてしまって、男は身悶えた。


「動かないのー?」

「ひ…ッんん、んっ…あ」


焦らすように腰をゆっくり上下させると、男はびくんと肩を揺らした。
まぁ初めてで動けっつっても無理があるかと半ば諦めかけた途端、男がゆっくり腰を上げゆるゆると自分で動き始めた。
その様子はぎこちなくて、でも必死で自分のいいとこに当てたがってるいじらしさがたまらない。


「は、ぁうンッ…あ、あ、あ…っ」


徐々に慣れてきたのか、動きがリズミカルになってくる。
抜ける感覚もいいのか、時々わざとギリギリまで腰を浮かせては足を震わせた。

ぱちゅんぱちゅんと控えめな可愛い音が響いて、もどかしさに男の穴がひくひく痙攣しているのがわかる。

そんなやらしい姿を見せられて俺もそろそろ限界なので。


「あぁああっ!!やら、やっ、ひぁああッ」


いっきに強く突き上げる。

倒れ込んできた男の乳首を強く吸い上げべろべろ舐めてやると、無意識なのか快感に夢中になっているのか、ぐいぐいと胸を押し付けてきた。
その間も激しく突き上げながらぺニスを滅茶苦茶に扱いてやる。


「あぁあっ!あぁっ!ひっ、だめぇっ…ッ!やぁあっ」


いいとこに当たるよう男の腰をがっちり固定してひたすら突く。
ちょうどそこに当たっているのか、男はいやいやをしながらも快感にむせび泣いた。

だんだん先走りが多くなりぎゅうぎゅうと穴の収縮が強くなって、男が限界だということがわかる。
俺ももういきそうなんで、すかさずラストスパートをかける。


「あん、あっ!ひあ、あっ!や、いく、いっちゃうっ、ああ…ッやだぁあッ!」

「は…ッ、いいよ」


ガンガン腰を打ち付けて、ぺニスをぐちゃぐちゃに扱いて乳首も吸い上げる。
同時に三点も責められ、男はがくがくと内股を震わせ声を荒らげた。


「あっあっ!ほんとに、あぁんっ!いく、いくっいやぁああっ!!」


一際強く突き上げると、男が体を仰け反らせて果てた。
途端にすごい締め付け。耐えきれず俺も男の中で果てると、注ぎ込まれたそれに男が震える。

びゅくびゅくと男の精液が俺の腹を汚し、そのまま再び俺の上に倒れこんだ。




息を整えつつ小さく痙攣しながら男がこちらを睨み付ける。
さぁどんな罵倒にだって耐えようじゃないか、そう思って言葉を待っていると。



「…ッも、もういっかい…っ」



あーあ。





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