もういっかい!
女装娘×チャラ男
/無理矢理
寒空の下で、俺はいま猛烈に落ち込んでいる。
久しぶりに彼氏と会うからおしゃれして来たってのに、さんざん待たされた挙げ句メールでふられたせいだ。
きっと新しい女装娘でも探したんだろう、あっさりしすぎてて実感がわかない。
ていうかこの日のために新しい服買いまくって、何ならオナ禁までして準備万端だったんだぞ、おい。
そう。オナ禁、約3週間。
およそ1ヶ月。
さすがにきつい、今すぐしたい。
「お姉さんひとり?」
そう思っていたちょうどその時、タイミングよく声をかけられた。
見た目はどう見ても十代後半、大学生っぽい。見るからに頭悪そうな男。
俺は普段から女装してるし、男の姿のままでも十分女に見える容姿だと自負してる。
だからこういうナンパもしょっちゅうある。いつもなら相手にすることなんて絶対にないんだけど。
猛烈に苛々しているせいかそれとも相当溜まっているせいか、こいつの顔を見たらなんでもいいからやっちまいたいって思ってしまった。
*
ご飯を食べに行き、ちょっとゲーセンとかに寄ったりしつつ自然に行き先はホテルへ。
会話をする限りやっぱり男はバカだった。大学の話や昔の武勇伝なんかをひたすら聞かされて耳がいたい。
だけど、男と遊ぶときは大抵俺がしゃべりまくる傾向だから、聞き手にまわることが新鮮に思えた。
もちろん騙していると言う罪悪感も少しはあって。
ごめんよ青年、でも素人の女装に気づかないでホイホイついてくる君にも少しは責任があるのだよ。
ホテルにつくや否やベッドに押し倒され、会話もそこそこにキスをされる。
おいおい最近の若者の性事情はどうなってんだと思いながら、ちぐはぐなそれを受け止める。
口内で舌を絡めとり、ちょっと強く吸うと男の肩が揺れた。いつもはネコなんだけど、こういうノンケに対してはS心がくすぐられて。
「あたしが気持ちよくしてあげるね」
「え…?まじで?すげぇ積極的だね」
男の上に馬乗りになると、服を脱がせてすっぽんぽんにさせた。
もちろん俺は脱がない。男ってバレたらやばいから。
念のため手でも縛っとこう…と、男の手首をバスローブの紐で縛っておく。
やりすぎかな?と思ったが、それはそれで興奮しているようだった。
耳や首筋に唇をおとしていき、顔に似合わない可愛らしいピンクの乳首に顔を近づけ、乳輪のまわりを舌で円をかくように舐める。
舌先で乳首を弄ぶと男が肩を揺らし、熱い息を吐いた。
「ん、んっ…ッ」
「乳首よわい?」
「わ、かんない…でもきもちい…ッん、あ」
無自覚で喘いでいるとは。可愛い反応に、つい俺の下半身も反応してしまう。
あぶねー、あんまりたたせるとバレてしまう。
冷静に装うのを心がけ、乳首を唇で覆うと口内で粒を舐め回した。
もう片方は指でつまんでクリクリと捏ねてやる。
さんざん乳首を弄んだあと、徐々に舌を下降させていく。
男は薄いわりに良い体つきをしていて、筋トレでもしているんだろうか、寝ていてもうっすら腹が割れていた。
俺はガチムチ専門で、こういういわゆるジャ系みたいなのはあんまり興奮しないと思ってたんだけど。
「んッ…ん、あ」
こんなに可愛い反応されてしまっては、興奮しないというほうがおかしいってもんで。
焦らすように足の付け根を舐め、玉に舌を這わせる。期待でぴくぴくとぺニスが震え、先端からは先走りが溢れ腹に滴っていた。
「あ、あ…っ」
玉を口に含んでコロコロと転がし、そのまま裏筋へと舌を這わせる。
それだけで相当感じるのか男は腰をビクビク揺らし、早く舐めてほしいとでも言いたげに熱のこもった視線を俺に送る。
可愛い奴め、焦らすのをやめてパクリと口内にぺニスをくわえこんだ。
「あ、ッあぁ!んん…ッすご、いい…っ!」
先端に舌先を絡ませ割れ目を小刻みに刺激すると、そこが弱いのか男は声を荒らげた。
溢れた汁を遠慮せず啜り上げ、じゅぽじゅぽと音をたてて唇で竿を扱いてやる。
「やあ、ッ…ん、はぁ…っきもちい…っ!」
「ほんとー?」
ぴくぴく震えながら男が言う。
ていうか普段女に舐められてもこんな女々しい反応してんのか?女引かねぇのか?
でもマグロよりはいいか、と思いながら玉を揉みしだいていた手を尻へと移動させていく。
「ん、はぅ…ッあ、んんっ、!」
指を穴に添えた途端体が強張って、男がぎょっとしてるのがわかった。
「え、し、尻にいれんの?」
「だめ?男のひとでも気持ちよくなれるんだよ」
一瞬男は戸惑った様子だったが、上目遣いでエロさアピールしてやると簡単に落ちた。ほんと、快楽に弱いのな。
ベッドのそばにあったローションを手に取ると、封をやぶり、そのまま尻に塗りつける。
冷たいのか男が少し腰を浮かせた。
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