なんのことだと思いきや体勢を変えられ、所謂シックスナインの形になった。
恐ろしいほど丸見えになってさっきよりずっと恥ずかしい、こんなんならブルマ履きたい。

ていうか宝くんのぺニスも近い。
こないだはよく見る余裕もなかったけど超よく見える…お、おっきいです…

宝くんの舌が近づいて、先端をくるりと舐められる。
感じたことのないその感覚はびっくりするくらい気持ちよくて。


「あっあ…ッい、あぁっ!」

「すっごい声、なんで?そんなにいい?」


宝くんが驚きながらも嬉しそうに言う。でも、初めてだからですなんて言えない。いや、わかってるかもしれないけど…。

思っているとまた愛撫が再開されてしまった。
今度はぱくりとくわえられて、中で舌が動き回る。


「あっあ、宝く…ッ!んん、うッ」


目の前にあるぺニスにすがるように僕も夢中で頬張る。
宝くんが一瞬ぴくっとしたけど、愛撫はやまない。
僕も宝くんがしているみたく舌を動かしたり吸ったりする。

負けないようにと思ったけど、さっきお尻を舐められて半分達しかけたこともあってもう限界が近かった。
じゅるじゅる音をたてて吸い上げられ、ぶるりと身体が震える。


「っあ、あぁんッ…ひゃ、っ!あ、もうぼく…っ」


いっちゃう、と言おうとした瞬間、外で物音がして体がビクつく。
耳を済ませれば足音もして、かすかに声が聞こえた。


「や…、だれかきた…っ!」

「シー。大丈夫、鍵しまってるから。静かにしてればバレないって」


だからそういう問題じゃ…!

しかも宝くんはあろうことか、またぱくりとぺニスを口に含んだ。
再び快感が下半身を襲う。


「っひゃあぅ…ッ!んん、ッ」

「あれー?倉庫の鍵かかってんじゃん!」


やばい。やばい。やばい!!!

すぐそこまで人がきてるのに、宝くんがさっきより激しく舐めるから声が抑えられない。
気を紛らすように必死で宝くんのそれを頬張るも、手でゆるゆると扱くのが精一杯で口を動かせない。

その間にも宝くんの口内では僕のぺニスが舐め啜られていて、小さいけどぐぷぐぷと音が漏れているのがわかる。

ほんとに、もうだめだって…ッ!!


「んっ、んんぅ…ッは、ぁっ!」

「…なんか音しね?」

「こえーこと言うなよ!もう帰ろーぜ、鍵とりにいくのめんどい」


早くどっか行って…!!

必死で声を押し殺し耐える。
そのつもりなのに吐息だけは止められなくて、無我夢中で宝くんのそれをしゃぶった。

すると、次第に声と足音が遠ざかっていく。
しばらくすると完全に物音は消え、さっきまでの静寂に戻った。


「…行った?」

「ん、はぁ…ッふ、う」


よかった、心のそこから安心して力が抜け思わず腰を落とすと、すかさずそこへ宝くんがしゃぶりついた。

忘れかけていた快感がすぐにこみあげ、また射精感が腹の奥を襲う。


「やぁあっ!も、すぐいっちゃあ…ッは、ぁあっ!」

「ん、いっぱいいっていいよ」

「ひぁあっ!や、あ…ッあぁあっ」


宝くんが頭を上げて激しくぺニスを啜り上げた。それだけで僕のものはいっきに限界まで達して。

宝くんのをくわえたままガクガクと腰を揺らし、すぐに弾けたそれは宝くんの口内に思い切り注がれてしまった。


「ん、く…ッ俺も、いきそう」


達したばかりでぼうっとする中、必死に宝くんのそれを唇で扱く。
ちゅうちゅう吸って先端をぐりぐり刺激すると、宝くんの息が荒くなって。

いく、と言った瞬間に熱いものが口の中に放たれ、宝くんのそれがビクビク痙攣するのがわかった。







「意地悪してごめんね」

「ほんとだよ…死ぬかとおもった」


マットの汚れをとりながら宝くんは申し訳なさそうに謝った。
ほんとに、あのとき声を出していたらどうなったかと思うとぞっとする。

水を含ませたタオルでポンポンとマットを叩いていた宝くんの手が止まる。
交代かな?そう思い近づくと、なにやら神妙な顔つき。


「さっきの話だけど」

「え…」

「責任とるとらないの話!」


ああ、あの話か…どこか抜けてる宝くんのことだからもう忘れてるかと思いきや、わざわざ話題に出すなんて。

不思議に思い聞いていると、


「あれ、本気で考えてるから!」


きっ、と僕を見る。
本気でって…なんだっけ、何か言われたような気がするけど思い出せない…。

とりあえずわかったとだけ返事をして、マットを拭くのを交代する。
さて、と掃除をしようとした瞬間、


「まぁまだお尻でいってないけどね!」


宝くんのその言葉と笑顔は、しばらく僕の中で物議を醸すこととなった。





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