隣の席の02
人気者×地味/ブルマ・69




こんなのってないよ。

蒸し暑い真夏のある日。
放課後に体育倉庫に呼ばれたかと思ったら宝くんがとても良い笑顔で待っていた。

ブルマをもって。




「も、もう脱いでいい…?」

「だめに決まってるじゃん!」


宝くんに押され負けして結局着ることになってしまった。
シャツにブルマというなんとも悪趣味な格好、パンツははみ出ると萎えるという理由でノーパンだ。おまけに素足だから、いつも出さないところがばっちり空気に触れてすうすうする。

宝くんは顎に手を当て目を細めた。


「んー、絶景。いや本当に絶景だね」

「珍百景だよ…」

「何言ってるの!小嶋くんもっと自信持ちなよ!こんなにいいもの持ってるのに」

「いたっ!〜〜っもう…!」


そう言いながらお尻を軽く叩かれる。
そのセリフ、このシチュエーションじゃないときに言われたら歓喜するんだけどなぁ。

でもこんな格好、宝くん以外に見られたら僕はたぶん学校にこられなくなってしまう。

まったく!と頬を膨らませて宝くんがマットを敷き始めた。なんで宝くんが怒るのかわからない。


「はい!座ってお尻こっちに向けて」

「えっ」


宝くんがポンポンとマットの上を叩いている。

なんでお尻!?
足じゃないの!?

色々と突っ込みどころはあるけど、この珍妙なファッションショーを早くお仕舞いにしたくてとりあえずマットの上に膝だちになる。

おずおずと宝くんにお尻がみえるようにすると、むにっと太ももを捕まれた。

ひゃあっと体がビクリとする。


「やっぱここがいいなー、でもよく見るとお尻へのラインもいいんだよなー」

「っ、く、くすぐったいよ…」


相変わらず悪意のない変態発言。
ぐっと尻たぶを両手で捕まれて揉まれる。
うーんと宝くんが唸って、何かを真剣に考えている。ていってもどうせろくなことじゃないんだろうけど。


「よし、よく見えないから四つん這いになってください」

「や、やだ!恥ずかしいよっ」

「大丈夫誰も来ないから!」


そういう問題じゃないんだけど!!

案の定予想の斜め上をいく提案にがっかりしつつ、でも結局また断れなくてしぶしぶ四つん這いになってしまう悲しさ。

さらにお尻を突き出せと言われたから、したことのない恥ずかしい格好をさせられる。

こういうのって、その、よくエッチな本とかでよくみるポーズなんだけど、想像してたよりずっと恥ずかしい。

宝くんが静かになったから、もしかして自分でさせといてドン引きしてるのかと思い不安になる。が、


「俺もう死んでもいいわ」


なんか言ってる。

振り返ると、恍惚の表情で食い入るように僕のお尻を見つめている。あぁ、見なきゃよかったこの光景。
もうほんとにやなんだけどこの人…


「でも死ぬ前ににおい嗅ぎたい!」


ガバッとお尻に顔を埋められて思わず変な悲鳴をあげそうになった。
っていうかホントに嗅いでる!スーハースーハー言ってる!!


「やっ!やだやだ!やめてよくさいから!」

「うん、だからそれがいいんだって」

「〜〜っ!もう、しらない…ッ」


ぐにぐにとお尻を揉まれながら嗅がれて、本当に恥ずかしくて顔が沸騰しそうだった。死んでもいいのは僕だよもう…!
早く終わってほしいのに、ぺとっと何かが太ももに触れる。
なんだと思ってみれば、まさにいま舌を這わせている宝くんと目が合って。


「ごめん、つい…誘われて…」

「何がどうしたらそんな理由に…っあ!」


かぷっと内腿の付け根を噛まれてまた体が跳ねる。
相変わらず慣れるはずもなく、そのまま付け根のまわりをれろれろ舐め回されて声が漏れてしまう。


「ひ、う…っ、ん、んっ」

「ブルマきつい?」

「うあっ!!」


ブルマをぐいっと強く上に引っ張られて、きつかった自身に衝撃が走った。
ていうか痛みに近い。でも不規則に擦れてなんだか変な感じがする。


「ひ、う…ッいたい、宝くんっ」

「うん、想像以上にえろかった」


ぐいぐいと引っ張られて、ブルマがお尻に食い込んでるのがわかる。
もう本当に恥ずかしい、こんなんなら脱ぎたい!!
そう思って顔を伏せていると剥き出しになったお尻にキスを落とされ、そのままちゅうっと吸われてしまう。

それだけでもさんざんなのに、ブルマが食い込んだ場所に舌が這ってきて思わず抵抗する。


「お、お尻はだめ!」

「なんで!」


こ、こいつ!

ダメに決まってる。足ならともかく、そんな、一応うんことか出てくる場所を人に舐められるだなんて。

それに、それに、


「ぼ、僕がおっ…お尻でしかいけなくなったらどうしてくれんのっ!」

「そんなの責任とるに決まってんじゃん」


あっけらかんと、当たり前みたいに宝くんが言う。
まるで僕が変なこと言ってるみたいじゃないか。

僕が返答に困っていると、ものすごく自然にブルマを脱がされる。
恥ずかしかったからよかったけど…


「嫁にもらうとか…そっちこそ、俺が小嶋くんのお尻でしかいけなくなったらどうしてくれるの」

「そ、そんなの…ッあ、う」


ぺとり、入り口に生ぬるい感触。
舐めやすいようにかお尻を割り開かれて、チロチロと穴のまわりを舌が行き来する。
ゾワゾワ、不思議な感覚に鳥肌がたって。


「ふ、ぁあ…ッあ、あっん」


ちゅるちゅると唾液を絡ませては吸い、舌先が丁寧に穴の皺をなぞっていく。お腹の奥がきゅんとして、思わずお尻に力が入ってしまう。


「すごい、ヒクヒクしてる」

「やあ、あ、やだ、ッあぁんっ」


固くなった舌先が入り口をほじるようにして小刻みに動いている。
今にも侵入しそうな舌に抵抗したいけど、腰は捕まれてるし力は入らないしでされるがままだ。
ぐにゅ、と穴に違和感。


「やぁっ、あ!んんっ、だめ、入っちゃ…ッ」


にゅぷにゅぷ、舌先がわずかに入り口を出入りしているのがわかる。
ざらついた舌がゆっくり穴の内側を擦って、たまった唾液をずるるっと吸われるとおかしくなりそうだった。


「あぁんっ…ひゃ、あ、あっ…ッあぁっ!」

「小嶋くん先走りすごい。マットべとべとなってる…気持ちいいんだ」


突然ぺニスを握られて大きな声を出してしまった。
宝くんに言われてそれを見ると確かに先走りダラダラで、マットに滴って汚してしまっていた。

お、お尻舐められてこんなになってるなんて…僕ほんとにお尻でしかいけなくなったらどうしよう。


心配しているとカチャカチャ音がして、宝くんのほうを見るとあろうことかズボンを脱ぎ始めていた。

まさか。
背中に冷たいものが走る。


「や、やだ、お尻に入れるのはやだ!」

「え?ちがうちがう、こんなとこで入れないよ」


あ、しないんだ。
ホッとしたけどなんで脱いでるんだろう、下半身すっぽんぽんになってく宝くんを見ながら不思議に思っていると、またまたにっこり良い笑顔。


「今日も一緒に気持ちよくなろ!」





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