「沼田ってメガネとると意外にかわいーじゃん」
「うん、なんか頑張ればヌけそう。お前らがんば!」
「え、いや俺たぶんフツーにいけるわ」
「やっ、やだ、はなしてっ」
あっというまに囲まれて、次々に手がのびてくる。
机の上に無理矢理押し倒されて、手や足はがっしり押さえ付けられるからみんながのぞきこんでくる。
そして八木くんがまた座るのが横目で見えた。
なんで、こんな…
「なァここってそんな気持ちいいわけ?」
「ひゃっ!」
ひとりがそう言いながら、さっきまで僕が弄っていた場所をなぞりだした。
「ひ…あ、あッ、だめ、」
自分でシただけで変になりそうだったのに、人にされたら…!
焦る半面、どうなるのかと快感を想像しただけでお尻の奥が疼いた。
「あれー?沼田くんまたここ反応しちゃってるけど」
「っ、アッ!」
お尻いじられて感じちゃったー?と言われながらぎゅっと自身を握られた。
そのまま先端を親指で弄られ、お尻の穴のまわりをぐにぐに撫で回される。
もどかしい刺激に腰をくねらせて悶えていると、ズプンと音を立てていきなり指が二本突き立てられた。
ビリッと痛みが走る。
「ひあァッ!!い、たい…っ!」
「え、痛い?そりゃそーか…ここで大瀧ハンドクリーム!」
「おい変なふうに言ってんじゃねーよ」
遠くで大瀧くんの声がする。
大瀧くん、八木くんの隣にいるんだ…
にゅる、にゅぷ、とハンドクリームがまた加えられた。
入口付近だけ行き来していた指が、次第に深いところまでスムーズに入り込んでいく。
そればかりか僕の指では届かなかったところまで、どんどん入っていく。
それだけでカタカタ足が震えて、僕は声が出ないように必死に唇を噛み締める。
さっき掠っただけだった場所が、今度は人の指でグリッと強く押し潰された。
「やぁうぅっ!…ひん、っ」
思わず声がでて口を抑えようとしたけど、手も足も押さえられてて動かない。
足なんか大きく左右に広げられて、まるで本当にDVDに出てくる男優さんみたいになってる…
「ていうか痛かったら違うとこ気持ち良くすればいんじゃん」
そう言って、誰かがぱくんと僕の自身をくわえ込んだ。
そのままじゅるるっと根本から先端まで吸い上げられて、口に含んだままぐちゅぐちゅ先端を舐めまわされる。
「あッ!やだぁっ、あぁあんっ…!だめ、ぇっ」
「こっちも舐めようねー」
くわえられた快感に首を横に振っていると、ぴと、と何かが頬に当てられた。
驚いて見れば、完全に勃起した他人のペニス。
舐める…これを!?
僕がオドオドしていると、頭を捕まれて舐めるように誘導される。
恐る恐るチロチロ先端を舐め、男優さんがやってたみたいにそれをくわえた。
生臭ささが口の中に広がり、思わず顔をしかめる。
「おててはこっちね」
「んぐ、んっ、う?」
両手はそれぞれ誰かの熱を持たされ、僕は必死に奉仕をしながら手をゆるゆる動かす。
やばい、こんなのDVDの世界だけだと思ってた…!じゃない、
熱いしぬるぬるするし、気持ち悪い…!
いろんな感覚に頭がくらくらして、涙が止まらなかった。
でもこの人たちをイかせたら、きっと終わる…そう思っていると、休んでいた自身とお尻の穴への刺激が再開された。
ぐちゅるっ、ぐちゅ、じゅるるっ!
グリッ、ぐちゅぐちゅ、
「や、あぁンッ!んんぅっ、ぐ!」
「だーめだって離したら」
「ん、ッ!んあぁう…ちゅ、うっん、んっ」
指がお尻に入ったままゴリッと回転する。いつの間にか増えた指はバラバラに動かされ、中の壁を擦り上げる。快感で体は反り返り、その胸の突起を誰かに舐め回され、吸われる。
お尻の穴も自身も胸も、同時に三箇所もいっきに責め立てられて、僕はおかしくなりそうだった。
「やあっ、あっ、も…んぐ、んっも、やめて、変、なるからァ…っ」
「おー…やば、なんか可愛い」
「俺も、あー…イくかも」
ぐちゅぐちゅ、ねちゃねちゃ、ちゅぷちゅぷ色んな音が色んなとこから聞こえて、色んな刺激が同時に与えられて、僕の体はひっきりなしに震えた。
そのうちみんなの息が荒くなって、ひとりが「イくっ」と言った瞬間、びしゃりと僕の頬に熱いものがかかった。
ねば、とそれが頬をつたう。
「あっ…あつい…う、んぐ、ぅ!」
それを境にどんどんみんなの熱いのが放たれ、ぐぷっと口の奥にも熱いそれが注がれた。ゴムみたいな味がくちいっぱいに広がる。
びしゃびしゃ、顔やお腹、足にまで次々に精液をかけられる。
ずるっと指がお尻の穴から引き抜かれた瞬間、「ひぁんっ」と思わず声が漏れた。
「はいごっくんしよーねー」
「んぐ、ぐ、」
顎を捕まれ上を向かされる。熱い液体がのどを滑り、その感触に思わずむせかえりそうになった。
口の中が粘ついて気持ち悪い。
でも、やっとこれで…
「お前らなまぬるいことしてんじゃねーよ」
八木くんの声が教室に響いた。
あたりが静かになって、八木くんが椅子から立ち上がるのが見えた。
まだ終わらないんだ…ぼんやりする頭の片隅で僕は絶望を感じていた。
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