魔法使いはイタズラに。02



ビクビクと身体が痙攣し、いっきに達してしまった。それでも身体の熱はおさまらず、自然と腰を揺らしてステッキを出し入れしてしまう。
と、魔法使いが突然大きな声を出す。


「大変、精液が出てませんよ!」

「へ…あっ?うそ、なんで…」


下を見ると確かに達したはずなのに、先走りが床に垂れているだけで。
でも正直いった感覚はあるし、股間もビクビクと痙攣している。

不思議に思っていると、魔法使いが寝転ぶとスルッと腰の下へ滑り込んだ。

まさか、と逃げようとすると下からがっしりと腰を押さえつけられて。


「いま吸い出してあげますね!」

「や、待っ…それは…っあぁああ!」


制止もむなしく、魔法使いは頭を上げて勢いよく股間にむしゃぶりついた。


「や、あっあぁああ…ッ!も、あんっ!だめ、だめぇ…ッ」


中でうねっているステッキを出し入れしながら、魔法使いの舌がいらやしく先端を舐め回す。


「あっあ、あぁん…ッ!吸っちゃ、やぁッ」


じゅぼじゅぼと卑猥な音をわざと立てながら、根本から先端まで勢いよく吸い上げられる。
あまりの刺激に生理的な涙が溢れるが、頬をつたうそれの熱さえもどかしい。
ぐりぐりっと深くまでステッキをねじこまれ、痼を押し潰されてしまっては我慢なんてできなくて。


「ひぁあッ!やぁあ、ん…ッも、またいくう…ッ!」


ぶるぶると内股を震わせながら、俺は魔法使いの口内で達してしまった。
魔法使いがするりと下から這い出てごくりとそれを飲む音が聞こえて急に恥ずかしくなる。


「どうです?もうだいぶおさまりました?」

「あ、あっ、ふ…ッまだ、からだあつい…」


それは事実で、どこからわきでるのか熱は依然おさまらない。それどころかひどくなってる気さえして、自然と腰が揺れてしまう。

それをみてまた魔法使いがうーんと唸ると、さらにまた閃いたように手を叩く。


「よし、こうなってしまったのもぼくのせい。一肌脱ぎましょう!」



なんのことだかわからずぼんやりその言葉の意味を考える。
と、急に魔法使いはズボン(のようなコスチューム)に手をかけ、ジーッとファスナーをおろした。

あっけにとられて見ていると、ボロンとそれが露になって。



きょ、巨根だと…!!


およそその幼い容姿からは想像できないそのとんでもないモノに思わず見入ってしまう。が、魔法使いは気にせず俺の腰をぐいっと持ち上げた。

またも尻を突き出す格好になるが、もう熱を持ち始めた自身を考えると恥じらいなど持っていられなかった。
腰を揺らしていると、つぷりと先端が穴を割る。


「あっあっあ、ひ…!」


ずぶずぶと入り込むそれに身震いし、声が出ないように必死で口を押さえる。
瞬間、モノが勢いよく穴を貫いた。


「あ、はぁあんッ…!!あ、すご…ッ」


ガツガツと乱暴に腰を打ち付けられ、強い快感が次々に押し寄せて。
自身を触られてもないのに断続的に達しているのがわかる。


「あぁあっ!!あっあ、待っ、あぁあんっ!は、きもちぃ…っ!」

「わ、精液でっぱなしじゃないですか」

「んぁう、ッ!やめ、あっあっ、だめ、ひぁああ…!!」


自身もぐちゃぐちゃに扱かれ、さらにはもっと奥深くを突き上げられる。
あまりの快感に髪を振り乱し、ビクビクと絶え間なく身体が痙攣する。

息も絶え絶えに魔法使いをみると、なんともニヒルな笑みを浮かべて。
ぐずぐずになっている入り口までモノを引き抜き、焦らすように浅いところを何度も擦る。
ちゅ、と唇を背中に落とされ、ねっとりと背中を舐め上げられればきゅうっと奥が疼いて。


「そんなに気持ちいいですか?」

「あう、あぁあっ!きもち、ぃ…ッ、あ、もっと、おねが…あぁああっ!」


言い終わる前に勢いよく貫かれ、そのままゴリゴリと痼を押し潰される。
ひっきりなしに身体が跳ね、


「やぁあ、っ!すご、あんっ!あぁんっ!も、またい、く…ッ」


激しくなる突き上げに目の前が真っ白になり、自分が達しているのか達していないのかもわからなくなる。
次第に魔法使いの息も荒くなり、腰の動きも余裕のないものになってきた。


「僕ももう、いきます…!」

「あはぁあっ!あっ、はげし…ッあぁんっ、だめっ!…ひん、あぁあっ!」


奥深くを突き上げられた瞬間、ビュルル、と中に熱いものが注がれ、その感覚に俺もたまらず精液を放出させた。








「いやー、ほんとに申し訳なかったです」


意識がしっかりしてくると途端に恥ずかしくなって、俺は早々に彼を見送ることにした。
二人で玄関にむかう途中、眉を八の字にして魔法使いが謝った。
本当にさんざんな目に合わせられたもんだ…と改めて思う。


「まぁなんだ、気をつけて帰…」

「いやーでもあんなに激しい交わりは何十…いや何百年ぶりか」

「えっ」


何かの聞き間違いだろうか。

そうであってほしいと願いつつ、恐る恐る魔法使いを見る。
大丈夫、こいつはどうみても少年だ。見た目少年だ。
でも一応、一応、


「お前それ、…何歳なの?」


「今世紀で8世紀と半世紀歳です!」



今度こそ本当に目の前が暗くなった。




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