僕のこと、欲しがり屋の子供だと思ってるんですか?
与えられるだけで満足すると?
僕だって先輩に何かをあげたい。
できないのは、先輩の求めるものが分からないから。
もっとその手を伸ばしてと。
想いを乗せて丁寧に投げたボールは見事に低めのミットに収まって、マスクの奥の微笑みに胸が軋みを上げた。


----------------
投げる球でしか気持ちを伝えられない降谷。

TOP
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -