僕のこと、欲しがり屋の子供だと思ってるんですか?
与えられるだけで満足すると?
僕だって先輩に何かをあげたい。
できないのは、先輩の求めるものが分からないから。
もっとその手を伸ばしてと。
想いを乗せて丁寧に投げたボールは見事に低めのミットに収まって、マスクの奥の微笑みに胸が軋みを上げた。


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投げる球でしか気持ちを伝えられない降谷。

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