御幸はクリス先輩のことをすごく尊敬しているから。
クリス先輩のお墨付きがあればちょっとは見返せるだろうと思った。

「どーだ!進化した俺の球は!なんとあのクリス先輩も成長したと認…め…」

なのにクリス先輩の名前を出すほど御幸の視線は俺をすり抜ける。
最大の切り札のはずだったのに、どうして。


----------------
たぶんそれは切り札じゃなかったから。
本当の切り札はもっと別のもの。

TOP
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -