一瞬の空白。
フレームの隙間を覗き見るとその瞳は青空に浮かぶ一条の雲を映していた。

「もし…あんたが雲になるなら、俺は風になってどこまでも追いかける」
「は?」
「そういう顔してた」

雲みたいにふわふわと、どこかに行ってしまいそうだったから。

「お前が風なら…あっちこち吹っ飛ばされそうだな」


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沢村って、御幸の根無し草ぶりをうっかり儚さと勘違いしてしまいそうなタイプな気がするw

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