受けるだけの壁でいてやるつもりはさらさらない。
けど「捕手」でいられるなら「人」でなくても構わない。

そう思っていた。

なのに転機は突然訪れた。
何がきっかけだったのかは分からない。
呆然とした手つきで俺の体を離す降谷の目を覗き込んだ瞬間。
降谷は、いや、俺達は新たな扉を開けてしまったのだ。


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下と対のはなし。

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