「弟さんがいたんですね」
知らなかったのが悔しくてぶっきらぼうに呟いた。
「拗ねてるの?」
「拗ねてないっす」
「お前も可愛い後輩だよ」
いい子いい子とばかりに頭を撫でられてますます悔しくなった。
「お前も弟にしてやろうか?」
「いらないっす」

だって俺は…亮さんに頼られる男になりたいんだから。


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弟になりたい訳じゃないけど、兄貴の顔をしてる亮さんを見るのはちょっと複雑な倉持だと可愛い。

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