ゆやゆず1

「あのミエルって子が遊矢の運命の人なんてありえない」

そう思いつつも割り切れるほど柚子は器用ではなかった。

占いが当たりミエルと遊矢が恋人同士になったらあたしはもう遊矢のそばには居られない。

そう考えると占いが当たる前に告白しなきゃ!と決意しても声を出す寸前で止まってしまう。

今までずっと幼馴染をしてきたのに今更どう気持ちを伝えて良いのか分からない。

傍から見てバレバレな柚子の不器用さと柚子の気持ちに気付きつつも

一歩踏み出せない遊矢の不器用さに不器用だけれど優しい世界が紡がれている。


[ 1/25 ]

[*prev] [next#]
[mokuji]
[しおりを挟む]



「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -