どーでもいい話






リハビリ

やっとログインできたから(笑)こっそりリハビリ
友達からリクエストいただいたダブルデート編★

蛍…ケイトの恋人
遊園地でダブルデートしてる4人、お化け屋敷に入ることに…



「じゃあいくよ、グーとパーで分かれましょ!」

渉の合図に皆一斉に手を出した。

「あっ、僕ケイトさんとだ!」

「よろしくね、渉君。」

にこやかに会話する二人を他所に、無言で睨み合う二人。その目は明らかにお互いへの不満を表していた。

(くそ、よりによってこいつかよ…。)

(それはこっちの台詞だ!ベーっ!)

蛍が舌を出したのと成也が青筋を立てたのはほぼ同時だった。
そんな二人にケイトと渉は揃ってため息をついた。

「じゃあ俺達は先に行くよ。」

そう言ってお化け屋敷へと入っていくケイトと渉の背中を見送りながら、成也はさっきから気になっていた事を蛍に問いかける。

「お前ホラー系はいける方か?」

「…子供じゃあるまいし、こんな作り物のお化けなんか別になんともないね。なに、成也君怖いの?」

「ばっ、馬鹿言うな!お前が怖がってくっついてきたら後でケイトさんが面倒だから、一応聞いたんだよ!」

成也の言葉に一瞬にして蛍の顔が赤くなる。

「ちょ、なんでそこでケイトが出てくるんだよっ!それにくっついたりもしないから!!」

「おー言ったな、絶対くっついてくんなよ!」

まるで子供のような口喧嘩をしながら、二人は屋敷の中へと入っていく。

しかし数分後…

「ひっ!こっち来んなっ!!」

「ちょっと成也君!何俺の後ろに隠れてうわぁぁぁぁっ!!」

作り物のお化けにすっかり怯える二人の姿があった。


その頃…

「はぁ…。あの二人大丈夫かな?喧嘩してないといいけど…。」

先に入った渉とケイトは、脅かしてくるお化けよりもお互いの恋人が心配でたまらなかった。
折角ろくろ首が井戸から勢いよく出てきても、横目でチラッと見てはため息をつく始末。

「そうだね…。それに蛍は怖がりだからな、逆ギレしてお化け達に絡んでなきゃいいけど…。」

「蛍君、怖がりなんですか?なんか意外、こういうの好きそうなのに。」

「去年のハロウィンにゾンビの仮装して蛍に会ったら泣かれたよ。その後すぐ殴られて2、3日腫れが引かなくて大変だった。」

大変と言いつつどこか嬉しそうなケイトに苦笑しながら、渉はふと思った。

「そういえば成也ってホラー系の映画とか見ないんですよねー。僕は結構好きなんでテレビで映画やってるとついつい見ちゃうんですけど、そうすると成也が絶対邪魔してくるんですよ。もしかして怖いのかな…?」

「あの成也が?」

「…流石にそれはないですよね。」

お化けに怯える成也を想像してみたがうまくいかず、ないないと二人して笑った。


一方、そんなことは知らない成也と蛍は

「うわっ、なんかぬるっとしたのが……!?血、血があぁぁ!?!?ちょっと成也君!何ボソボソ言って
…ぎゃーーー!!!来んな、こっち来んな!!ちょっ、成也君邪魔!う、うわぁぁぁ!!!」

「大丈夫……大丈夫……。」

完全にパニックに陥っていた。

蛍は現れる仕掛けに毎度新鮮な反応を示しお化け達に怯え、成也はそんな蛍の服を掴みながら必死に恐怖と戦っていた。

「くそぉ…次から次へとっ!もう、なんなんだよっ!!」

お化け屋敷なのだから当然なのだが、自分の事に精一杯な成也はその事を指摘する余裕はなかった。むしろ共感したように何度も頷き、そっと蛍の手に触れる。

「ーー!な、なんだよ!?」

「こうしとけば少しはマシだろ?」

もっともな事を言ってその実自分が怖いだけなのだが、蛍もまた冷静さを欠いているためいつものように言い返しはしなかった。

「い、今だけだからな!」

こうして二人は手と手を取り合い、共に恐怖との戦いに歩み出した。


「蛍と成也遅いなぁ。何かあったのかな?」

お化け屋敷の出口ではケイトと渉がまだかまだかとお互いの恋人の帰りを待ちわびていた。

「本当ですね。僕達と数分しか変わらないはずなのに…。あ、出てきた!おーい成也、蛍く…。」

渉が右手を挙げたまま固まってしまったのを不思議に思い、ケイトも今まさに出口から出てきた二人に視線を向け…その光景に思わず目を見張る。

「やったー!やっと出口だぁ!!」

「俺たちやったな!」

「成也君は俺の後ろに隠れてただけじゃん!」

「最後はちゃんと手を引いてやっただろ!」

口ではやいやい言いながらも熱く抱擁する二人。

その姿に渉とケイトは拳を握り、おのずと顔を強張らせる。

「蛍、成也?」

先に我に返ったケイトは努めて優しい声で二人の名を呼んだが、その顔はこめかみがピクピクしており背後には般若が見えるようであった。

「ひぃぃ……!」

その姿を見た成也と蛍が一瞬固まり、そして逃げ出したのは言うまでもない。

さて本当に恐ろしいのはお化けか人間か…。

「……成也に今度稲○淳二さんのCD送りつけてやるっ。」



おまけ

蛍「もうケイト!いい加減機嫌直せよ!」
ケイト「………。」
蛍「だってしょうがないだろ、怖かったんだから!……ほんとは俺だってケイトと一緒がよかったのに。」
ケイト「え…?」
蛍「……ケイトと渉君が一緒に歩いてる後ろ姿見るの…すげぇ嫌だった。」
ケイト「蛍っ!」←抱きつく
ケイト「今度は二人で行こう。」
蛍「いや、お化け屋敷はもう行かねー。」
ケイト「蛍〜っ(泣)」
蛍「か、観覧車なら乗ってもいいぜ。」
ケイト「ーー!ふふ、了解。ちゅっ」←額にちゅ


渉「成也ってホラー駄目だったんだね。」
成也「な、別にそんなんじゃねーよ!」
渉「ふーん…じゃあ蛍君にくっつきたいから怖がるフリしたの?」←じと目
成也「んなわけねーだろ!!…たく、悪かったよ。今度の休み、お前の好きなとこ付き合ってやるから。」
渉「ほんと?じゃあ映画観に行こう!」
成也「映画?まぁ別にいいけど、何見るんだ?」
渉「呪怨の最新作!」
成也「ーー!!!」
渉「あれ、成也どうしたの?ホラーとか平気なんだよね?」
成也「…………。」
渉「ま、いっか。楽しみにしてるね、成也!(ニコ)」

 

16/6/25 02:15




番傘いいよねーという話から妄想してみた(つД`)ノ


 

13/4/4 23:14




秘戀の果てに 短編


彼と僕と番傘と


見世からの使いを終え屋敷の外へ出ると雨が降っていた。


さぁ…と静かに降る雨に、さてどうしたものかとしゃがみ込んだ僕の頭上に突然大きな影ができた。

「ひろちゃん?」

そこには番傘を広げたひろちゃんの姿が。

「お前が出かけた後急に降ってきたからな。お前傘持っていかなかっただろ?」

ーー迎えに来た。

そう言って僕を自分の番傘の中に入れるひろちゃんと並んで、僕達は二人見世までの帰路についた。

「桜…散っちゃうね。」

「……そうだな。」

「今年はまだお花見もしてないのに。」

「……そうだな。」

「もーひろちゃん、そうだなばっかり!」

わざと膨れたふりをして隣を見上げると、どこか遠くを見つめる彼の横顔があった。

その横顔に僕は何も言えなくなって、視線をそっと下へと逸らす。

(こうやって二人で歩くのも今日が最後になるのかな…。)

そう思うと胸が苦しくて、僕はおもわずその場に立ち止まる。

「雪?」

不思議そうに僕を見つめるひろちゃんを僕も見つめ返した。

きっと今の僕は不安そうな、今にも泣き出しそうな酷い顔をしているだろう。

しばらく二人で見つめあっていたら、ふっとひろちゃんが表情を和らげた。

「何してんだよ、行くぞ。」

そう言って優しく笑うとそっと僕の手を握りまた歩き始めた。

「……来年、また二人で花見に来ような。」

見世に着く前にそう言って微笑んでくれたひろちゃんに、僕もきゅっと手を握り返して言った。

「そうだね…」

(……ねぇひろちゃん、僕はちゃんと笑えてたかな?)



水揚げが済めばもうこうして二人で出歩くことはできない。
それはお互い口に出さなくても理解していること。

それでもこうして来年の約束をしてくれたひろちゃんに応えたかった。

(だからひろちゃん、もうあんな顔しないでよ……)



番傘に包まれた二人だけのこの空間がずっと続けばいいのに…


そう願った春雨のある日。




 

13/4/4 23:12




宝井理人さんの花のみやこで読みました♪( ´▽`)

もう感動!泣ける!!

御崎良かったね(T ^ T)号泣

久しぶりに読み終わって胸が熱くなる作品でした★
 

13/3/17 18:02




二人はセフレ関係で
攻め(彼女持ち)←受けって感じかな?

構図を見ると渚達と一緒だけど、この二人には友情はありません。

小説にはしないけど、またたまに書くかもしんない(´Д` )

言葉にはしないけど、本当は好き……萌えますww
 

12/11/29 01:07



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