大変です!!数多くいる新入生の中から私たち三人は選ばれてしまいました!
爆弾が投下されてきます!!!








恐怖の挨拶が終わり、壇上から下りようとする一樹先輩、もとい、一樹生徒会長。
けれど、一樹生徒会長は何かを思い出したかのように小さく「あ」ともらし、マイクの所まで戻ってきた。
再びマイクを握って彼が言った言葉に、全新入生は自分の耳を疑った。


特に、名前を挙げられてしまった私たち三人は。


「それから!
天文科1年 夜久 月子、神話科1年 青空 楓斗、そして、星詠み科1年 満月 万里には、生徒会役員としてそれぞれ役職に就いてもらう!!
夜久 月子は書記、青空 楓斗は男子の副会長、満月 万里は女子の副会長だ!
今、名前を呼んだ三人は放課後、生徒会室に来るように!!」



一度、息を吸った一樹生徒会長と視線がバチリとあった。


実に楽しそうな顔をしていた。





「拒否権はないと思ってくれ!!!」





マイクを使わなくても十分大きい声を放って、一樹生徒会長は壇上から下りた。

なんか、ものすごい学園生活になりそう。

さっきついたものより大きな息をはいた後、私はかすかに笑ってしまった。







平凡は突然崩された
(超強力な爆弾によって)
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