盾神短編 | ナノ


特別?


「盾ー神ー!!!!」

「ん?」

やっとの感じで、今流氷は日常的に
俺に話し掛けてくれるようになった

「なんでもなーい!!」

「そうかよ」

友達の扱いとして、最近では抱き付いてくるのも当たり前で嬉しいが少し切ねぇ

「盾神はいいぬん
ギューさせてくれるし!!」

あいつはさせてくれないんだぜ!?っと
頬を膨らませ、不服そうな流氷を見て
逆に溜め息をついた

「それが普通だろ」

「でもみんな受け止めてくれるもん」

「あのな…」


お前は分け隔てなくしてるだろうが

逆に俺だけにって
独占したくなんだよ…





「なーんの話してんのー?」

「うにゃー!!おかあたまー!!」

「おふ!?」



その状況に
ピョコっと流氷の友達が顔を出す

すると流氷は嬉しそうに
そいつにも抱き付いた




思ってる側からそれかよ…





「んとね、
盾神は抱き付かせてくれるからいいよねって話してた!」

「あー…」



そいつはそれを聞くと
俺をニヤニヤ見ながらこう言った



「それは塑琉奈だからだと思うよ?」

「なっ…!?」

「へ?そうなんか?」





何言いやがるコイツ!!!
確かにそうだが…って…




俺を不思議に見つめる流氷と
未だにニヤニヤ見つめるそいつ



「ほらー、そうなんでしょ盾神ー?」





てめぇええええ!!!!
ハナッからわかってやがったか!!!!





「べっ、別にてめぇが特別ってわけじゃねぇし!!」



なんとか冷静を保って言ったが
それが逆効果だったらしく



「うはっw生ツンデレw
ごっつぁんですww」

「きゃーw盾神かーわーいーいw」

「っ、もういい!!俺は先行くぞ!?」



2人に冷やかされる羽目になり
俺はその場にいることが
恥ずかしくなって背を向け、歩き出す



「あっ、盾神ー」

「………」



すると背中越しに
流氷が声掛ける





「それはそれで
俺は嬉しいにょー!!」





俺はそれを聞いた瞬間

顔が熱くなって
振り向くことが出来なかった










これはこれで
俺だけの言葉として

受け取っていいよな…?









next story?






------------->
友達はリア友イメージでふ!

キョウヤのツンデレは
最高殺傷力を誇っていると断言する!




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