あいつらは今どこまでいるんだろう

あいつは無事…なのだろうか




「炎呪」

「っなんだ」




キアに声掛けられて我に返る


「珍しいね、考え事?」

「っち、てめぇの知ったことか」


俺が踵を返せば
キアは気に食わないという様に口を開いた


「あいつらのことが心配なの?」

「……」


ピタリと止まった炎呪に
キアは図星と笑ってみせた


「僕らが着いてる頃には…
「あいつらは負けねぇ」



炎呪は夜空を見上げ
キアの言葉を制止させる

キアはまた不服そうに頬を膨らませた



「あいつが…負けるわけねぇ…」




そうだ…
俺に勝ったあいつが

あんな奴らになんか
負ける筈ねぇんだ



「…………」




炎呪が静かに見つめれば
輝く星の川の空

そこには複数の流れ星とほうき星





ヤマト…

もしお前になにかあった時には

直ぐに駆け付けてやる



こんな流れ星、ほうき星に
負けないくらい早く早く





「行くぞ」





だから

安心して戦って勝ち続けろ

それでこそ
俺のライバルなんだからな









----------->
かなり短め

原作もアニメも
颯爽と現れる炎呪には

こんな意図が
あったらいいなっと思って


back
×
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -