いきなり電話がきたかと思えば
まさかの相手は塑琉奈さんで

急に公園に呼び出されたらコレだ



「豪炎寺!!笑うのだ!!!」

「は……?」



ピンッと眉間を指で押され
塑琉奈さんの言ったことに
俺は間抜けに見つめるしかなく



いきなり笑え…って
かなりの無茶ぶりじゃないか?



「なんでですか…いきなり」

「いいから!!!!」



塑琉奈さんの似合わぬ
真面目な顔で問い詰められて

俺はなんとか口角を上げ、笑みを出してみるがそれでも苦笑いが限界だ



「…ふむふむ」

「………」



塑琉奈さんはそれをまじまじと見つめ、
一人納得をしてる



…意外とこれ、顔疲れるな




「うん、もういいよ!!」




一人そう思った瞬間
塑琉奈さんから承諾を貰い
直ぐに表情を戻せば

もにっと塑琉奈さんに
頬を優しく揉まれる



「塑琉奈さん?」

「豪炎寺は笑うのに慣れてなさそうだからなー」



『だからマッサージしてあげる』
っと満面の笑みを向けながら
もにもに、そのまま俺の顔を揉み始め



全く、はじめに『笑え』って言ったのは貴女だろ

けど…そうだな……





「…これから俺が笑う時は
マッサージしてもらっていいですか?」

「いいけど…変なこと言うなぁ、豪炎寺は」



眩しい塑琉奈さんの笑顔を見つめながら、俺もつられてクスッと笑みが溢れる





「だって…これは俺だけの特権ですから」









笑顔特権
この約束が俺の幸せであるから





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初豪炎寺\(^o^)/
今まで文句言いながら書いちゃったw

豪炎寺ファン本当すいません
実は結構彼、好きよwww



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