Q1.あなたが求める恋人像はどのようなものですか?3つ答えなさい

「やっぱり歳上で、背中が広くて、包容力がある人かな?」

Q2.歳上、歳下はどこまで大丈夫?

「歳上だったら50までなら全然大丈夫!!但しダンディーな人に限るけど
歳下はー…ギリギリ3つ下までかな、まあ歳下は勘弁だけど」






どこをどう間違ってああなったかな…
自分なりに理想像を固めていた筈なんだ…筈なんだけど!!!



「来夢ー、飲み物なにがいい?僕買ってくるよ」

「じゃあカプチーノ」



歳下で4つ、5つ下
背中も背もまだ発展途上
包容力………まだない


前説が馬鹿みたい
全く自分の理想像に反しているのに
そんな彼氏と付き合って
デートに出掛けている私って…おま



「はい来夢、あと何だか甘いの食べたそうな顔してたからケーキ買ってきたよ?」

「おーっ、ホント!?ありがとー!!」



だけど

言う前に私の気持ちを接してくれたり、プレイボーイだけあるなとゆう女性に対する気遣いがなんとも心揺さぶられる
それが彼、一之瀬一哉の魅力なんだろう



「うーん、おいし…」



ましてやカプチーノに合わせて
タルト系にする辺りが絶妙過ぎる…
私の理想像をそれで補っているのか…





「一之瀬」

「うん?」

「あー…ん」



向かい合わせにコーラフロートを喉に通していた一之瀬に一欠片、
フルーツタルトを差し出してやれば

さっきのカッコ良さとは裏腹
一之瀬は一瞬にして目を輝かせる



「え!!?いっ…いいの!!?」

「だって一之瀬が買ってくれたんだし…全然」



"嫌ならいいけど…"と一欠片宙に浮かし、ヒラヒラ動かしてやれば
それを口を開けて追い掛ける一之瀬に
思わず吹き出す



「うむー…っ、来夢ー…」

「ぶぶ…っ!!!
はいはい、あげますよーっ」

「あー…」



不貞腐れた一之瀬にタルトを口に入れてやれば、幸せなのかうっとり、目を細めた



「うん…、来夢に貰ったから格別においしい…」

「そーですか」

「むっ、本当だよ!!?」





先ずはじめに
猛烈アタックしてきたのは一之瀬
歳が離れてるに限らず
私に会う度、ウザいほどの口説き文句の嵐で…満更じゃない自分がいたり…

そう考えると
私は彼の術中に呑まれてたのかな






「アンタって情熱家よね」

「えへー、それって褒めてる?」

「…珍しくね」





デヘヘッと私にだけ見せるだらしない顔も、試合中の真剣な顔も
全部私に魅せるため、だったら

よっぽどの策略家ね





「全く嫌になるなー」





私が拒めないって
知っててやってるようなものなんだもん






策略ロマンチスト
どちらに転んでも100点の彼氏です






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一万打フリリク、一之瀬夢でしたー
オチがログアウトしました申し訳ない…

理想像と現実って全く違うのに
恋人なんだよねという思想入れてみました






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