『さ、佐助さんっ?///』
「佐助」
『えっ…?』
「"佐助"って呼んで?」
『さ…っ///っぅう///』
佐助が、耳元で囁やくと千代は耳まで真っ赤になった
「…ほら、言って…千代…」
『あっ//さ…佐助///』
「よくできました」
そういうと佐助は、よしよしというように千代の頭を撫でた
『は、恥ずかしいです//』
「ん〜いいの、俺様がしたいんだから」
『もう…///』
「千代…」
『何…?』
「武田に来ない?」
『武田に…?』
佐助は、ニコッと笑い
千代の頬に手を添えた
「そ、旦那や大将のいる城に…
俺様の妻として…ね」
『へ…っ///
さす…ん…ふっ///』
千代の答えを待つ前に、ぐっと引き寄せて
佐助は千代の口を塞いだ
深い口づけが終わり
二人の口が離れると
千代は佐助の服をきゅっと握りしめた
「俺と一緒に来てくれる?」
『はい…一生お慕い申しております///』
「…っ///…それじゃ、行こうか」
『はいっ!///』
こうして、甲斐に
忍と一人の娘の夫婦が
うまれた───
城に戻った忍は
城で待っていた主に
団子が遅い事と
女子を連れてきたのが
破廉恥だということで
きっつーいお叱りを受けたそうな
「女子に手を出すとは破廉恥なぁぁぁぁあ!!////」
「旦那っ、落ち着いて…ってぐはっ!!」
『さ、佐助っ!!』
END