大きな空間とふたつの宇宙 | ナノ



タグスィズィ(Tagswizi)


『パラミシア』の中に存在する『世界』の一つ。
様々な『世界』や『空間』に干渉している人々が住んでいる。

『タズスィズィ』に生まれた人々は、他の『世界』や『空間』への干渉を「ペリプラニスィ」という掟によって義務付けられている。
(それが『タグスィズィ』の繁栄に繋がるとされているから)
「ペリプラニスィ」の内容には、“15歳になった者は、『異世界』へと旅立つことを義務付ける”と記されている。
『タグスィズィ』の人々は、15歳(地球での20歳程度に相当する)で成年となる。
最低でも20歳までは『タグスィズィ』に戻ってきてはいけない(急用の場合は例外)。
ずっと『異世界』にいたり、様々なところを転々としている人も少なくない。
『タグスィズィ』出身の人の中には、他の『世界』の歴史に関わったりしたすごい人もいたりする。
この『世界』に生まれたものは、固有の特殊能力(一人につき一つ)を持っている。
基本的には一人ひとり違う能力を持っているが、親から遺伝したりもする。
稀に、何も能力を持たずに生まれてくることがある。
何も能力を持たない人たちのことを「グリ」と呼ぶこともあるが、差別用語なのであまり使われない。

『タグスィズィ』自体が一つの国になっている。
空中に浮かぶ島が国土。
国土は少し狭いが、人口は結構多い。
『タグスィズィ』は、緋区(アリコ)と藍区(ルラキ)に分かれている。
緋区・藍区で種族が違い、「緋色族」は暖色系の瞳、「藍色族」は寒色系の瞳になっている。
種族間の争いは無く、「緋色族」と「藍色族」同士の結婚もあったりする。
(ハーフだった場合、暖色系と寒色系のオッドアイになる)
緋区と藍区の境には、国の中枢兼『異世界』へ行けるポータルのある管理局(ペリペティアルヒ)がある。
管理局は国の中心に位置している。
管理局では、『タグスィズィ』に生まれた全ての人々の情報が管理されていて、現在どこの『空間』のどの『世界』にいるかもわかるようになっている。
『タグスィズィ』から『異世界』へ行く場合は、管理局で申請をし、ポータルから『異世界』に行かなければならない。
(『異世界』からやってきた人は、管理局で住民登録をしない限りそのようなことはない)
緋区には大きな市場があり、藍区には墓地と死人の魂を管理している魂の関所(スィノロ)という場所がある。
朝昼晩、春夏秋冬が存在する。




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