*初期団服時代。
*短い。
コイツはこれからも、誰かを守るんだろう。
例えどれだけ自分が傷ついても。何度も何度でも。
「モヤシ」
「アレンですってば。」
「…オレは、お前が嫌いだ」
「――…知ってますよ」
「それじゃあ何故
オレを庇った」
肩から右腕にかけて巻かれた包帯は今回の任務中にアクマから受けた傷をすっぽりと覆っている。
「何ででしょうね?」
コイツはこれからも、誰かを守るんだろう。
例えどれだけ自分が傷ついても。何度も何度でも。
そして俺のいない場所で誰かの犠牲になって
死んで、いくのか?
「………チッ」
「舌打ちですか、」
「お前 ムカつくんだよ」
「僕だってムカつきますよー」
「名前、
"アレン"て、いつになったら呼んでくれるんですか?」
「………」
「無視ですか。」
「―――お前が、
その甘いやり方をやめるならな。」
呼べない明日
「じゃあ
一生無理ですね」
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