五条が後方彼氏面


五条がドルオタ。夢主性別どちらでも。





「ぇ、え!?名前!?」
「…違います」
プライベートで話しかけられるの嫌いなんだけどな。…しかも男か。深くキャップをかぶり直してそそくさとその場を去ろうとした。

「待ってまって!うわぁ…僕感動しちゃうなぁ、名前のこと大好きなんだよね。あぁでも、この前のライブは仕事が忙しくて行けなかったんだ…ごめんね」
「…人違いですけど」
「…怒ってる?でも仕事が急に入っちゃったんだ…ほんとだよ。信じて名前、無視しないで…」
いや、なんかおかしくない?お前は誰だよ。なに面識ある感じで話しかけてきてんの?
「あの、ほんとに勘違いなんで。やめてくれません?」

「いやいや、僕が名前を見間違えるわけないよ。やだなぁもう。次のライブは絶対行くから…ね。もう機嫌なおして?」

なんなのこの人…気持ち悪い。
「あんまりしつこいと、警察呼びますよ」
「は??…名前こそ、なんでそんな酷いこと言うの?僕謝ったのに…」
なんか本格的にヤバイ気がする。はやくこいつから逃げないと…
「あの、怒ってないんで…、謝るとかいいので。とりあえずもう着いてこないでください」
男は少し嬉しそうな顔をして、いきなり手を握ってきた。

「ひっ、な、なんですか」
「ねぇ…名前もさ、謝ること…あるよね?」
は?なに、初対面のお前に謝ることなんてねぇよ。
「これ、見て?」

「っ、!な、それ…!」
男が見せてきたのは一枚の写真。そこには恋人と抱き合う自分が写っていた。キスまでしているのがバッチリとわかる。
「これ、恋人?皆にはいないって言ってるのにね。名前は嘘つきだね。バレたらクビになっちゃうかも、僕…それはやだなぁ」
白々しい。なんなんだこの男は…金目当てか?
「そ、それ…どうするんですか、」



「そりゃ名前次第でしょ!」

男はとびきりの笑顔を見せた。アイドルをやっている身からして見ても、整いすぎた美しい顔だった。

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