たそがれの國

綿谷真歩

ゆっくり、だが確かに黄昏を迎える世界。この涸れゆく大地の上に人々は立っていた。自らの意志を心に宿し、彼らは生きる。どうして彼らは滅びなくてはならないのだろうか? どうすれば彼らは滅びずに済むのだろうか? 生きるために知恵を絞る者、夢のために命を燃やす者、黄昏を喰い止めんとする者、緑に満ちた新天地を目指す者、今在るものを愛する者──これは、黄昏に立ち向かう人々の物語。


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