魔法の小瓶は誰のもの
レディ、今宵は何方へ
巡る流星、墜ちる花弁
融解するスターレット
はじけて消えた音素の行方
きっとわたし、永遠にかなわないの
今宵だけは仮面に隠して
星の涙ひとしずく
そうしてひとつ、夕闇に消えた
いつかここまで迎えに来て、そしたらあの夢を廻ろうね

唇に花弁
爪先のメトロ
せめてその欠片でも戴けないかしら
きっとわたし焦がれていたの
朽ちる指先と花冠
おわりがはじまる
Cherish your dream
始まりはたった一つの嘘
真黒に心中、黒百合が一輪
さらり、流るるは

さアさア皆様お手を拝借。
珈琲にひと匙お砂糖を
緋色の刺繍
空を泳ぐ魚の軌跡
一瞬で堕ちた
あの碧に手を伸ばして
うさぎのしっぽ
裏切りは女のアクセサリーだって誰かが言ってたんだもの!
ようこそ我がマドンナよ!

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