( この声で君と落ちるのに )



俺は名前が嫌いや。

謙也さんと付き合っとるのに、俺に抱かれに来るから。


俺は謙也さんが好きや。
いつも一生懸命で前だけを見て走っとるから。純粋過ぎるほど純粋。


そんな謙也さんを裏切るように今日も俺に抱かれに来る。
俺はそれを拒んだりせん。

俺とセックスしていることが謙也さんにバレれば、純粋な謙也さんはきっと名前を嫌う。
それで別れてしまえばええ。


「はよ、早くえっちしよ?」


今日は謙也さんの教室。3-2の教室。まあ、必然的に部長の教室にもなるんやけど。

「なぁ、」


脱がしにくくてチラリズムも楽しめない制服を鎖骨辺りまで捲る。

「口で挟んどけ」


ワンピースの裾を口にくわえさせた。
ブラジャーとパンツ、ハイソックス。格好だけはそそる。
ブラジャーを上にずらして乳首を口に含んで舌で弄ぶ。
「ふぅ、ん、」



口に布があるせいで声がくぐもっていた。
名前は乳首が好きやから弄ってやると喜ぶし、その分早く濡れてくれる。
既にパンツに染みができていた。


ほんまに感じやすい体やな。

「乳首だけでこんなに感じるとか、名前は淫乱やな」「ん、ふ、」

パンツを脱がせた。いや、破いたって言った方が正しいんかな?実際ビリビリやし。

「謙也さんの机やからあんま汚すなよ」

名前が目を見開いた。なんや、自分の彼氏の席くらい把握しとけや。

乳首を弄っただけでびしょびしょになったマンコに挿入する。
ゆるい。緩すぎる。


「もっと締めろやガバマン」


子宮にガツガツちんこを当てると名前がしょんべん垂らした。


信じられへん。


この机で謙也さんは毎日勉強すんねんで?しょんべんなんて汚水掛けんなや。

「ひか、る…が好き、」

「黙れや、」

アンモニアの臭いがする中で必死にイこうとした。
微かな射精感を頼りに名前のマンコの中に精液を出す。

「ひか、…好き」

「知っとる」

「光が一番好きや」

でも謙也さんと付き合っとる名前。

「俺は名前が嫌いや」

「知ってる」

「俺が好きならなんで謙也さんと付き合っとん」

乱れた制服を直しながら聞いてみた。


「"すまんな"に惚れたの。すまんなって言ってもらいたい、すまんなって聞きたい。謙也の声から離れたくない。でも光が一番好き」


難儀なんか安易なんかようわからんこと言いよったけど、
俺も、
「俺も"すまんな"で惚れた。まあ名前とは全然ちゃうけどな」

2人で笑いあった。