「現社って全然わからない」
「ただ覚えるだけじゃないか。馬鹿でもできるよ。あ、ごめん。馬鹿以下だったね」
「………」
「なに見惚れてんの?」
「もういやだこの人」
「ごめんね、神の子で。いずれは神になるけど。てかもう神だけど」
「じゃ、じゃぁまた明日ね精市くん、」
「あ、帰るんだ。ふーん」
「………」
「いやいいんだよ。俺に教えてもらえなくて赤点とって追試受けて補習受けるのはお前だから」
「あれ、目から鼻水が…」
「大丈夫だよ、俺が教えてやる」
「じゃあ、完璧な物は想像の世界にあることをなんていうの?」
「三角形のイデア。俺は現実の世界にいるけど完璧だよね」
「…万物の根元は?」
「俺だよ☆」