ごめんなさい><
消しちゃったので上げ直しっす;

「はーい! クリスマスなんにもできなかったからバレンタインで挽回しますよスペシャルー(勿論適当に)」

 とある夜。バレンタインの季節に頭がおかしいとしか思えない格好のサンタコスデブ女がひとり、路地裏で怪しく笑っている。
 心の声が筒抜けだとか、そんなことはお構い無しだ。

「さて、んじゃあ……はちさんの可愛いカモネギあいちゃんを探しに行くとしますかね……」

 はちと名乗った女は車に乗り込み、必要以上に安全運転で走り出した。
 見た目、言動に反して運転は普通のようだ。

「おっ! いたいた!!」

 はちは嬉しそうに声を上げて、一度車を停車させ対象の女性へとにじり寄る。

「そこのかわいこちゃーん! 一緒にお茶しなーい?」

「あ、貴女は何年か前のハロウィンの時の……!!」

 はちが近寄ると、女性が警戒体制をとる。
 身を守るように後ろずさる彼女にはちは全く怯まない。むしろはちさんはここで警戒して貰えないと、彼女の自己防衛本能について不安さえ覚えると思っていた。

「うんうん、流石のあいちゃんも今回は警戒してるね〜」

「当たり前です! 前回かなりひどい目にあったんですからね……!」

「んー? そうなのー? どんな風に?」

 どんな風に?とはちに聞かれるとあいは恥ずかしそうに顔を赤らめる。

「と、兎に角そうなんです! だからもう関わりません!」

「それは困るよ、今何月だと思ってるんだい?」

「2月ですけど……」

「そう! もうすぐバレンタインだね! いや、最早バレンタインだ!! 彼氏へのプレゼントの準備はお済みですかー!? いっそ私がプレゼントvで良いとは思いませんかー!? 私は思いまーす!!」

「もう魂胆丸わかりじゃないですかー!!」

「はい、じゃああいちゃん! ささっと速やかに私と車に乗ってね!」

「嫌です! 凄く嫌です!!」

「大丈夫、私は免許は金色だよ!」

「そんな心配してませんからねー!」

「今回は私の体力の問題で前回より更にサラサラっとで済むからねー」

「もぉいやぁあああああぁぁぁあぁっ!!」

 あいの絶叫虚しく、はちはどんどん話を進めてしまう。
 バレンタインのプレゼントをゲットしたはちは意気揚々と自宅へと走り出す。

「バレンタイン=甘い……だから媚薬とか盛り付けて、内容は添えるだけ……とか楽だよなぁ……チョコレートとかもう打つだけでも面倒だから無しで行こうぜ」

「意味わかんないですー!! チョコ要素皆無のバレンタインとか意味わかんないですー!!」

「おやぁ? 君は本当に菓子業界に踊らされている愚民のひとりだねぇ? 2月14日、Valentine's Day(無駄に発音良く)、St Valentine's Day(無駄に発音良く)は世界各地でカップルの愛の誓いの日とされて、もともとローマ皇帝の迫害下で殉教した聖ウァレンティヌスに由来する記念日でね、べっつにチョコレートとか関係ないからこれ」

「明らかにウィキ先生情報ありがとうございますー! でも良いんです、兎に角バレンタインはチョコを渡せばイベント成立で良いんです! 私の故郷では!! だからご心配なく!!!」

「困ったなぁ……じゃあ、勝負する?」

「え……?」

「今から私と酒を飲んで、勝った方が言う事聞くってどうよ?」

「…………それ以外には?」

「強制的に淫靡コースへ向かいます」

「拒否権ないんじゃないですかー!!」

「まぁまぁ、要は勝てばいいんじゃない? 勝てば」

 にやにや笑う挑発的なはちにあいはカチンと来てしまった。
 あいだってそう簡単にはやられない。はちが言うように勝てばいいのだ、勝てば。

「わかりました。じゃあ、勝負します」

「よしよし、じゃあ先ずは私の家に行こう! 酒なら一杯あるし〜」

 あいは負けるものかと身を引き締める。絶対に負けられない戦いがここにある。
 だが、彼女は知らない。


 はちが、どの業界に居ても酒豪であると恐れられている事をーー……!



そんなわけで、ここからは鍵を持ってない方はどうでもいい感じになります^^;

社恋全員
王子はウィル、キース、ジョシュア

で、

ヤッてるだけのスケベ話です!かなり主人公ちゃんがエロに前向きなので苦手な方はスルーで!

一週間くらいかけて上げて行こうと思いますのでよろしくお願いします^^!