「あー!!桃護さんに貰ったプリンが!!いっちゃんでしょ!!」
「ああ」
「ああ!?ああって言った!?」
「ああ」
「二度も言った!!信じらんない!!私が勝手にいっちゃんのものを食べたら怒るのに!!」
「……うるせーな。プリンくらい買えば良いだろ」
「出来たてが良いの!!折角桃護さんが作ってくれたのにー!!」
「……」
「今度から私の食べ物には名前書いとくからね!!触ったら怒るんだから!!」

 数時間後、異様におっきなプリンが机の上にあった。
 プリンの上には大好きな生クリームが乗っかってて容器には私の名前が書いてある。
 隣を見るともの凄く機嫌の悪そうないっちゃんが居て、私はその隣でもの凄く機嫌を良くしていた。