「……寝ちゃったね……アラン君……」
「ああ」
「こうも安心して寝てくれると嬉しいね」
「……そうか?」
「アラン君とグレン君と3人でこうして過ごすの大好き」
「なんでだ?」
「え?……そりゃあ……まぁ……ほら、」
「?」
「勿論可愛いのもあるけど、やっぱり未来的な予想というか妄想というか……」
「……ああ、成程な」
「こんな感じかな、って」
「そうだな」

「凄く、幸せで……眠くなってきた」

「………アンタらしいな」

 グレン君との子供がいたらこんな感じかな、て。
 そんな風に幸せな気分になってるとグレン君も私のその妄想に乗っかってくれたみたいに寄り添ってくる。
 これから花嫁修行とか色々あるけれど、今はまだグレン君とアラン君に挟まれてふわふわと幸せを独り占めしていたい。