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僕はさっき、赤司君に退部届けを出してきた
引き止められる事はなく、受理された

『お前は必要ない』

そう言われたような気がして、
覚悟はしていたはずなのに、それは想像以上に深く胸に突き刺さった
個々の力を重視する上で、影は必要ない
不要、無用、無力―――
足りないんだ、力が足りないから必要ない
力が足りないから救えなかった
光とは力、
異質ではない、純粋な力
青峰君は、自身と同等の光を求めた
誰か僕に教えてください

「僕が光だったら、僕が異質じゃなかったら
僕の光を、青峰君を救えましたか?」


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