羽化したばかり(西東)

※桃園ママにブレスレットもらったあとくらい



「なんでよく会うんだろーなー?俺ら敵同士なのになー」
「あなたがわたしのテリトリーをうろついてるからよ(びしっ、と指差す)」
「あ、ブレスレット。…男からか?」
「何言ってるの」
「ふーん、プラスチックか。てことはピンクが作ったのか?」
「手首つかまないでよ、痛いわ」
「そんな強くつかんどらんだろ」
「つよいのよ、わたしが振りほどけないんだから」
「振りほどこうとしてから言えよせめて。
…おまえ手首ほっせーな、知らなかった。指があまるぜ」
「あなたの手が大きいのよ。…指でさすらないで」
「……スイッチ、オー」
「!!!!!
やめて!」



「…振りほどけたじゃねえか。」
「ばか、なんてこと」
「怖いか?俺と、発動するのが」
「ばかっ!わたしがイースに戻るのなんてどうでもいいのよ、そうじゃないのよいまのわたしはプリキュアなのよ!
こんなことしてあなたの体にもしものことがあったらどうす、…」
「……
えーっと…
おれのため?」

「…まああなたがどうなろうとかまわないけど。
あなたがうっかりキュアバナナとかになっても、ほんと、どうでもいいけど」
「よくはないだろそれ。
あー、まあ、とりあえず帰るかイース」
「なにその手」
「いっしょに帰ろう」
「わたしの帰るところは桃園家よ、方向が逆」
「ちえー、じゃあつぎ会ったときは力づくだからな、覚えとけ」
「はいはい」






(ぜったいに戻るつもりがないくせに、呼び止められたくて欲しがられたくていつもウエスターのいそうな通りをうろついてる)
(ラビリンスだったときはラブにひかれて、プリキュアのいまは)
(いつかわたしはわたしとまざりあえるかしら)





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西と南の『ふたりはラビリンス』スイッチオーバーが すごく萌える 以外にどんな利点があるのかしらんが西東もやればよいのにというあれでした
あと まだいろんな意味で不安定なパッション


2010/01/11


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