ある日の製菓用品コーナーにて(美希とせつな)

※本編後、美希とせつなのガールズトーク
※西東で南美希前提





「美希に聞きたいの」
「なに?せつな」
「バレンタインって結局なんなの?雑誌を見てもラブやおかあさんに聞いてもわからないの、聞けば聞くほど複雑なのに情報が一貫してないのよ」
「そうおおげさに考えるものでもないわ、お祭りの一種なんだから。義理チョコ適度に配って、友チョコと家族用チョコ、…それに本命チョコ用意しとけば完璧」
「そこなのよ。本命チョコって、本当に、チョコでいいの?告白ではないし、なにか、もっと特別なことをするものだったりしないの?その、すでに付き合ってる人に対して。愛をあらわす日なんでしょ、バレンタインデーって」
「なるほどねー。愛をあらわすと言われてる日に、隼人さんにチョコわたすだけじゃ納得いかないのねー」
「……(照れている)」
「それなら教えるしかないわ、恋人どうしの真のバレンタインの儀式を」
「! やっぱりそういうものがあったのね!」
「ええ。まずは好きな色のリボンを用意し」
「待って待って、メモとるから」
「自分にリボンをかわいくまきつけます」
「…え?」
「それからチョコレートを持って、プレゼントはチョコと、あ、た、し(はぁと)ハッピーバレンタイン★というふうに…」
「み、美希、どこにもそんな儀式のこと書いてなかったわ!?」
「それはそうよ。箸の使い方や食器の洗い方を解説した本なんてないでしょ?あたりまえすぎるから情報化されてないしみんなわざわざ言わないのよ」
「そ、そうなの、いわれてみればそういうことっていままで何度かあったわ、そう…美希もするの…?それ」
「もちろんよ、青いリボンも準備済みだわ(大嘘)」
「そう…(脳内シミュレーション)(真っ赤になる)…本当のバレンタインって難易度高いのね…でも納得したわ。愛の日だものね。わたし、せいいっぱいがんばるわ」
「ええ、がんばってね」





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みきたんは南に毒されている


2010/02/01


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