忘れてた


『大変な事態が発生しました』

銀「…うん?藍那ちゃん今さぁ、俺さぁ、モン○ンをさぁ…」

リセーット!!!!!!

銀「ああああああああああああああああ!!!!!!!!



木曜日。今日も絶賛夏休みのためモ○ハンを全クリさせようと朝からぶっ通しでやっていたのだが、朝から7時間分のデータを、たった今、目の前で、デリートされました。
俺は怒りを通り越して号泣



『いつまでメソメソしてんだよいい加減立ち上がれよ女々しい。だから変なビッチにしかモテねーんだよ死ね』

銀「お前のその言葉で今俺は再起不能になりました



「さようなら」とクッションを抱いて部屋に行こうとしたら無言でモンハ○のカセットを折られそうになったので俺は藍那の前で正座をした。なにこの妹こわい。



『銀兄ちゃん。』

銀「はい。」

『緊急事態です。』

銀「お前がな?」

『……』

銀「嘘です嘘ですカセットの命だけは!!!!!



カセットがギチギチと悲鳴を上げた。やめて、それ、予約して手にいれたやつだから、お願いやめて!!!



『緊急事態です。』

銀「うん…俺も緊急事態です……」

『今日は今月最後の木曜です』

銀「はい。」

『つまり、夏休みが終わります。今日は、最終日です。』

銀「はい。……え?!ええええええ?!!!今日最終日ィ?!?

『はい。なので緊急事態です。』

銀「それはホントに緊急だね!!!!でも朝一で言おうね?!

『昨日分かってましたが言いませんでした。』

銀「言おう!!!!全力で言おう!!!どーすんの宿題まだなにもやってないんだが?!

『どんまい〜(´ω`〜)』

銀「……」

『いやん、そんな怖いかおしないでっ銀兄っ!ちなみに私も宿題なんて何一つ手をつけてないんだからねっ!』

銀「それをツンデレ風に言うな!!!つか焦れ!!!



俺がまたバタバタと宿題宿題と騒ぎまくっていたら、それにイラついたのか藍那がまたモンハンをギチギチと殺しにかかったので、俺はまた藍那の前で正座をした。なにこの妹こわぁ…



『モンハンの命は預かった』

銀「おのれぇ…!!!!!」






忘れてた

〜夜12時〜
(そーごくーん、宿題みーせてー)
(おーおぐーしくーん、宿題みーせてー)
(お前らはホントに兄妹だな…つか土方だよ何度言ったらわかんだ能無し)



次の日は、仲良く遅刻しました。



戻る∴次へ



「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -