The☆夏祭り
沖「夏だ!!夜だ!!」
「「『
浴衣だ美女だあああああ!!!!』」」
土「何だコレ。お決まりになってきてんぞ。」
高「血は争えねぇな」
『勘違いしないで!!私は水着より浴衣の方が好きなの好みなの!!!あのちらりと見えるうなじが堪らん…』
土「血は争えねぇな…」
『ひでぇトシ君まで!!!!』
銀「つぅか俺を否定すんなお前は」
俺達は今日、地元で行われている夏祭りに来た。ホントならば藍那と二人でくるつもりだったのに…こいつらときたらKYな奴等ばっかか。
小さくため息ついてちらりと藍那を見たら、藍那は何かを求めるようにじっと俺を見ていた。可愛い。
ちなみにもちろん藍那も浴衣を着ているもんだから余計可愛い。可愛い。
銀「どした?藍那」
『いやー、辰兄ちゃんとかコタ兄ちゃんも来てるのかなぁと。久々に会いたいなぁと。』
銀「あー、あいつらならもしかしたら店手伝ってたりしてそうだしな…久々に探してみっか。」
『あ、晋兄ちゃんも行くでしょう?』
高「あの電波と毛玉に会いにか。めんどくせ…」
銀「高杉、金もぎ取れるぜ」
高「
よし、行くか」
『
金目当てか貴様ら』
そんなこんなで幼馴染みの電波と毛玉に会いに。(土方や沖田は瀕死のゴリラを見付けて走っていった。)
*
『とりあえず、辰兄ちゃんに会ったら跳び蹴りを食らわす。そして毛玉を引きちぎる。それが、私の使命。』
「「
何の恨みがあんだよお前は」」
『私の生着替えを見た挙げ句【貧乳はステータスじゃき】と笑いながら捨て台詞をだな…!!』
「「
それは刻み殺す必要があるな」」
貧乳をバカにされたことに怒ってるようで藍那はなんかグチグチ言っていたが
俺としては生着替えを見られたことを怒ってほしい…。
あの毛玉俺の妹の生着替え見やがってよくも…
すると前に見覚えのある頭が見えた
坂「あり〜?金時じゃなかか!!おお!!高杉も藍那もおるじゃ!!!」
桂「む、見慣れた連中だな。」
前方には噂の辰馬と電波のヅラ。
その途端俺ら三人はニタァ…と笑った
『あ〜〜!!辰兄ちゃ〜〜〜ん!!!!』
藍那がタッと走ると辰馬はバッ!!と腕を広げた
途端
『
貧乳バカにすんな毛玉ァァァア!!!』
坂「
ギャァァァァァア!!!!!!!」
藍那は辰馬に鋭い跳び蹴りをお見舞した。俺と高杉は無言で合掌した。
桂「坂本あいつは藍那に何をしたんだ」
銀「藍那の生着替えを見たらしい」
桂「バカだな。殺されると分かっているものを…」
高「なぁ、そろそろ止めないとあいつ死ぬぞ」
The☆夏祭り(金時ィ!!止めてくれないとは薄情じゃき!)
(うるせぇし銀だっつってんだろ殴るぞ)
(そうだよ辰兄。金兄ちゃんは薄情なんだよ)
(…なぁなんでお前まで金兄ちゃんて…)
(金時)(金時くん)
(…お前らぶっ殺す!!!!!!)
こいつらが集まると凄い疲れる。