やっぱダメだ
『夏だ!!海だ!!!』
「「
水着だ美女だァァア!!」」
『なにこの人達デジャヴ』
土「気にするな」
高「頭イったんだろ。特に銀髪の方が」
銀「
うるせぇよ」
海に来て三日目。今日はアルバイトをせずに海で遊びまくっていいらしく、当然俺たちは遊ぶ気満々
銀「さー、海入るか」
『銀兄ちゃん海に引きずり込まれるさ』
銀「……ばばば、ばっか、おめー、んなの実際上あるわけ」
高「あ、この前のあれ実話だぞ」
土「……」
沖「あれ、なに土方さんも固まってんですかィ?もしや、怖いんですかィ?ぷぷ」
土「はっ、コイツよりは大丈夫だ」
銀「あ?俺だって平気だし。一人で入れるし。あ、藍那お前は俺から離れるなよ?」
『私は晋兄を選ぶ』
銀「なんでだマイシスター!」
そんな事をグダグダ喋りながら俺たちは着ていた上着を脱ぎ捨てて海に入る気満々!で構えていたのだが、藍那は上着も脱がずに悠々と浮き輪を膨らませていた
沖「藍那は海入らないんですかィ?」
『はっ、何をバカなことを…私だって海くらい入れるよ!!』
高「コレ、金づちだしな」
土「へぇ」
沖「だから浮き輪」
『うるさい!!浮き輪は相棒!』
藍那はちょっと何かを言いかけたが口をつぐんでむくれたようにまた浮き輪を膨らませ始めた。
…ん?もしかするとこいつ…
銀「藍那もしかして…水着が恥ずかしい、とか言わないよな…?」
俺が言えば皆藍那を見た。藍那は一瞬固まったが無言で浮き輪を膨らませ始めた。
どうやら図星のようだな。
高「ほぉ、お前でも恥ずかしいっつー感覚はあるのな」
『…うっ、さいな…』
土「別に恥ずかしがらなくてもお前なら大丈夫だろ」
銀「いや〜?意外にずんどーよ?」
『…』
沖「まぁ、お前が脱いだところで誰も見やせんけどねィ。ぷぷ、」
『
うるせぇぇえ!!!脱いでやんよ見てろクソガキィィィイ!!!!』
そういってバッ!!と藍那が水着になった途端、俺たちの思考はストップした。
こいつ、いつの間にこんなに大人に…
やっぱダメだ (やっぱ上着を着ろ)
(は、?)
(うん。藍那今すぐ着ろ)
(え、?)
(いいから着ろっつってんだろィ)
(いや、あの、は?)
(着ろ。犯すぞ)
(着ます。)
藍那の水着が予想外に良すぎたので直視出来なかったヘタレ共でした。