避難場所




―ピンポーン




『たーかーすーぎーさーん』




――ピンポンピンポーン




『ねー、たーかーすーぎーくーん』




――ピンポンピンポンピンポンピンポーン




『しーんーすーけーくーん』




――ピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンぴ「うるせーよ近所迷惑だ犯すぞ」


『うわわわお!!今日も絶賛不機嫌中だねb』


高「てめぇまじ犯す


嘘嘘嘘嘘!!ごめんねおはようグットモーニンググットナイト!!




日曜日の朝
私は晋助兄ちゃんの家へと来ていた(私の家とは300mくらい離れてるよ!☆)
半ば嫌がらせだがまぁ出てきてくれたのだから問題無い。




高「…んで、何の用だ」


特には!☆


高「犯す


嘘嘘嘘嘘!!☆




なんだか納得いってない顔だが晋兄ちゃんは「とりあえず入れ」と私を家へ入れた




『なんか銀兄ちゃんが文化祭の出しモンについて話したいから今すぐ来いってさ。』


高「電話でいーだろ電話で」


『クラスの何人か来てて電話ところじゃないらしいよ。』




「私も逃げて来たんだ」、なんて笑えば「そーか」と私の頭を撫でた




『早く来ないと私が銀兄ちゃんに怒られるんだけど』


高「別にいい。俺はまだお前のせいで眠いから付き合え」


『は?付き合え、って、……』




抗議の言葉を口に出そうと振り向いた途端
有無を言わさずにボスンとベットに二人でダイブした




『ちょ、ちょちょちょ、?!』


高「うるさい騒ぐな犯すぞ」


『はい。……って!!』




ギューと私を抱きまくらのように抱きしめて眠りはじめた
抵抗するも虚しく私もだんだんと晋兄ちゃんの暖かみに負けてウトウトしてきた




『…ヤバい、眠…』




そういや私も今日は銀兄ちゃんに朝早く起こされたからなぁ…と考えながら晋兄ちゃんの胸元に頭を寄せた




高「…もっとこっちこい、寒い」


『うん』




そして私も晋兄ちゃんにギューと抱き着いて瞼を閉じた





避難場所

(おい、藍那お前高杉呼びに何分かかっ――…)

((…スー、スー))

(……高杉ィィィィィイ!!!)
(ん、んー、銀に?)
(てめぇ藍那に何し、)
(うるせぇ騒ぐな殺るぞ)
(はい。)





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