お前、誰?




男1「女子はなんも分かってねえ!!!」


女2「男子の意見全部女子が受けれる訳無いでしょ頭悪いの?!!」


男2「そーゆー言い方ねぇんじゃねーの?」


女2「あんた達だって言うでしょバーカ」


男3「んじゃ女子と男子分かれてやりゃいーじゃん」


女1「それじゃクラスの意味無いじゃん!!!」


男2「んじゃどーすんだよ!!!」





…ある日の私たちのクラス
文化祭の出し物について男女が大喧嘩してしまいました。
かれこれ30分くらい。

麻衣も杉やんも、私以外の男女皆喧嘩腰





女「女子はバザーがやりたいの!!」


男「男子はお化け屋敷とかそこら辺がしたいの。」


委員長「あー、ストップストップ!!!」




喧嘩がヒートアップしそうなので委員長(男)が止めに入った。
苦笑いしながら黒板にカツカツと《文化祭の出し物》と書いた




委「とりあえずまとめよう。男子は遊べる系で女子はバザー、だっけ」


『あー私書くよ』




前に居た方が楽そうなので私は前に出て黒板に書いた
そして委員長が「多数決しよ多数決」と手を叩いた




『そんじゃーバザーがいい人ー』




なんて言えば女子多数とちょろっと男子で12人
『次遊べる系ー』なんて言えば男子多数とちょろっと女子で12人
30人教室だから2人足りない





委「おーい、誰だ手ぇ挙げてねー6人」


『はーい』


「「「「素直だなお前!!!」」」」




なんて和んだのもつかの間
皆また口論が始まった




女「大体男子の考え通にしたら女子面白くないじゃん!!」

男「カップル割引、とか」

女「カップルじゃない子が入りずらい!!」

男「んじゃ逆に女子のバザーで男子の欲望《メイド喫茶》とか言ったらお前ら引くだろうが!!!」


「「「「もちろん」」」」


男「うわうざ」

男「だから嫌だよ女子とか」

女「は?!!あんたらだって――…」




またまた悪口大会になってきていよいよ私も帰りたいので
私は机を勢いよく叩き立った




―バァン!!


『はいそこまで』




皆目を丸めて私を見た





『そんなにさ意見まとまんないんなら、やめたら?』




ペラリと紙を見ながら言えば皆キョトンとなった




『ほら、展示会でもいいんじゃん。それにしたら?どーせ喧嘩するんでしょ?』


「え、ちょ…」

「流石に展示会は…なぁ?」




皆顔を合わせてうん、と頷く
それを見た私は深く息を吸って

一息で口を開いた




『んじゃ喧嘩するんじゃねぇよバカかお前らつーか喧嘩するくらいなら誰か意見まとめ係にでもかってでろや女子も女子で好き勝手な事言うし周りの気持ち考えろだから女子は自己中なんだよでも男子も男子でグダグダグダグダ女子かお前らそんなに自分の意志を貫き通したかったら男子高行け男子高バカばっかか私のクラスは!!!』




言い終わるとまたキョトーンと目をぱちくりさせる皆
そして私はまた口を開いた




『んじゃ出し物はバザー。んで内装やメニューをコメディー系にして少し子供が遊べる位のモン作る。それは男子の仕事。これでいい?』


「「「「……はい。」」」」









――――――
――――
――












『て、事でバザーになったよ私たちのクラスは』


「「「「……」」」」


銀「まてまてまてまて。どこからツッコめばいい?」


高「むしろツッコムな」


『…は?何の話し?』


土「知らなくていい」


総「飯食お飯。」


『…うん?』







お前、誰?

(こんな妹持った覚えない)
(銀時現実現実。)
(藍那は誰の子だあああああっ!!!)
(銀兄うるさいっ!!!)






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