たまには欲張り


銀「ただいまー」




『…』





ただいま朝の10時
本日初めて銀兄ちゃんが朝帰りしました。





―…バタン





私はゆっくり部屋のドアを閉めた
銀兄ちゃんはリビングに行き『藍那?』と呼んでいた
…私は行かなかった。





―…コンコン、





銀「藍那?起きてる?」


『…なに、』





私はベッドにダイブした
すると部屋のドアが開いた
そこを見たら銀兄ちゃんが私服で立っていた




銀「ねぼすけ」


『なんだい、朝帰りの女遊び兄貴』




私はタップリな嫌みを言い銀兄ちゃんに背を向けるように寝返りを打った

するとギシッとスプリングの音と共に視界がちょっと暗くなった




『え、ぎん…』


銀「女遊び、って何」





上を向けば銀兄ちゃんが私に覆いかぶさった
…怒りたいのは私なのに、銀兄ちゃんが怒ってしまった
だって、そうじゃん。




『…そのままの意味だよバーカ』




小さく悪態をついた私
すると銀兄ちゃんが無理矢理私を仰向けにさせた




『なにす、?!!』


銀「聞き分けのない子には、お仕置き」


『え、…ひぁ?!!』




銀兄ちゃんが突然布団をめくり
私の脇腹当たりに手を滑らせた





『ちょ、ちょ?!!//なに……!!!』


銀「お仕置き、だけど?」






そして次の瞬間
















っぎゃははははははっ!!!//ちょ、やめはははは!!!


銀「まだまだぁっ!!」






銀兄ちゃんは私にコチョコチョ攻撃を仕掛けた!
私は涙を溜めながら必死に銀兄ちゃんの手を制止して



やっと





『は、ははっ…バカ、やろー…!!』


銀「参ったか」


『…くそ兄貴』




顔を真っ赤にして俯せになり枕に顔を埋めた
すると銀兄ちゃんがまたふわりと私に覆いかぶさった




『…え、銀に、』


銀「高杉ん家行ったらなんやかんやで騒ぎ過ぎて寝ちまったんだよ。ちなみに土方と沖田も」


『―…っえ、ちょ!!///』


銀「…女遊びなんて、するわきゃねーだろ。」


『銀にぃっ…!!』





私に覆いかぶさった銀兄ちゃんは慣れた手つきで私の背中のえりもとをグイッと広げた




『ちょ、ちょちょちょ…?!!//』


銀「お前以外興味ねーの。ハイ、俺のって証」


『なに、を―…っい?!//』





そこの広げた肌の部分にチクッと吸い付いた銀兄ちゃん
ピリピリッと電流が走ったようだった









たまには欲張り

(じ、実の妹に何してんだバカ!!!///)
(実の妹だからこそ、だろ)
(二次元行けやああっ!!///)



藍那が大好きな銀時お兄ちゃんでした

(…つーか、妹じゃなかったらヤバかった…///)




戻る∴次へ



「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -