シスターコンプレックス




『体育大会?』




お昼休み
何気なくうたた寝していたら
杉やん(友達)が話し掛けてきた




「何?お前また聞いてなかったの?」


『麻衣にかりた曲聞いてた』


「麻衣お前なぁ」


「違う、藍那に取られたんだ私のiPod」




私が「んで?いつ?」と話を切り出せば杉やんが見をノリだした




「今回はなんと!!優勝クラスに賞金出るんだぜ!!」


「ちょっと杉本、藍那がそんなのに興味あるわけ…」


賞金いくら?


そういやアンタ金に目が無かったわね




杉やんも麻衣も苦笑いして顔を見合わせた




「「賞金はなんと、遊園地ペアチケット!!!」」


かーえろーっと




バックを持ってドアに手をかければ杉やんと麻衣が無言で私の肩をガッチリ掴んだ




『何』


「賞金じゃないけどさぁ!!」


「出てくれるよね?ね?」


『何奢ってくれる?』


「「チョコバナナパフェ」」


『じゃー頑張る』




そいじゃ、と手を振って教室を後にした
それからすれ違う友達にもじゃーねー、なんて言いながら
二年生の教室に行った




『銀兄ちゃん』


銀「おー、藍那」




銀兄のクラスはなんか皆ほとんど残っていて種目決めをしていた




『来ちゃいけない雰囲気だった?』


妙「そんな事ないわよ」


花「せやせや。藍那ちゃんこっちきぃや」


『アハハ、よかった』




すると晋兄ちゃんが手招きするので
晋兄ちゃんの隣の席に座った
すると委員長らしいトシくんが仕切りはじめた




『…晋兄ちゃん何するの?』


高「さぁ?あいつらが選ぶんじゃねーの」


『そか。あ、総悟は?』


沖「多分俺も皆が選びまさァ」




ふーん、と私も自分のクラスの種目表を見た
あ、種目決まってるんだ

…私は10人リレーと騎馬戦と……借り物競走?




『銀にいちゃ、』




何するの?と聞こうと思ったけど、やめた。
なんか、私が入っちゃいけない感じに盛り上がってるし





高「…藍那?」


『…私、先帰るね』


沖「え、藍那?」




私はなんか居心地が悪くなったから
先に帰る事にした

なんかやっぱ、私一人なんじゃん





そんなこんなで体育大会です







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