炬燵を囲み、がきつか鑑賞しながらソバを啜る夢主・竹谷・勘右衛門
夢「やっぱ年末は年越しソバだよねー」
竹「だなー」
勘「でもさー、柚姫」
夢「ん?何?」
勘「仮にも女の子なのに、好きな人と電話で繋がりながら年明けカウントダウンとか、一緒に初詣とか考えないの?」
竹「……確かにな」
夢「………勘ちゃん?」
夢主、超絶笑顔
勘「…え?」
たじろぐ勘右衛門
夢「私は別に好きな人もいないし、そんなことのために電話代を無駄にしたくもこのクッソ寒い中長蛇の列に並びたくもないの。よって私はそんなものより年越しソバの方が断・然大事」
勘「お、おう…」
竹「お前ほんと色気より食い気だよなww」
夢「なんか文句あんのか?ww」
竹「いや、別にねぇし、むしろお前らしくていいと思うぞww」
勘「うーん、確かに粧し込んで初詣に行く柚姫は想像つかないや。どっちかっていうと寝正月タイプだろ」
夢「…………」
勘「え?あれ……?」
夢「勘右衛門、アウトー!」
勘「え?!」
夢「やれ、ハチ!タイキックをお見舞いしてやれ!」
竹「ちょ、おまっww」
勘「うわわっ、待った待った!今がきつか見てるからってそれはないだろ!!」
夢「うるせぇww面白いから私もやってみたくなったんだよww」
勘「それにしたって独自ルール過ぎるだろ!俺笑ってないのに!」
竹「とりあえずおとなしく尻だせよ、勘右衛門ww」
勘「ハチも悪ノリするなああああああぁぁっ!!」
しばらく続く攻防戦…
勘「はぁ…はぁ……」
夢「あー、面白かったw」
勘「俺はちっとも面白くない!」
竹「まぁまぁ、落ち着けって」
勘「落ち着けるか!」
夢「まぁ冗談はさておいてさ」
勘「………目が本気だったくせに」
竹「どんまいww」
夢「真面目な話、ソバがどうこうっていうより勘ちゃんやハチと過ごせることの方が私は嬉しいから」
勘「……」
竹「……」
夢「恋人つくって一緒に初詣でもいいのかもしれないけど、現状はそれより、二人と年越しソバ食べながらバカやれる方が重要かなぁ」
勘「柚姫…」
竹「お前……」
夢「ん?」
竹「まぁなんだ、俺達もお前とこんな年越しを過ごすのは好きだぜ」
勘「そうだね。あんなこと言ってはみたけど、まだ誰にもお前のことはやれないや」
夢「…ハチはともかく、勘ちゃんは私の父親かww」
勘「ちょ!」
竹「このタイミングでそれはないだろww」
夢「ウソウソwwハチも勘ちゃんもありがとねww」
夢・竹・勘「……」
三人顔を見合わせたあと眩しい笑顔で
夢・竹・勘「 今年1年お世話になりました! 」